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アジには強いけど…船酔い迷人 お手製“7つ道具”引っさげ今日も釣り座へ

 【根ほり葉ほりおじゃま虫ま〜す】小柴・小金丸 小沢重美さん

 船酔い名人がいる。船にはからっきし弱い。それでも小沢重美さん(71=自営業、目黒区)はマアジ釣りに通う。小柴・小金丸の常連さんの間でもユニークな存在。今日は大丈夫なの、と愛情あふれる冷やかし?を受けながら釣り座につく。 (スポニチAPC 町田 孟)

◎愛用デコロッド

 “小沢の7つ道具”釣行アイテムのことだ。まず竿。ピンクとブルーの2本用意している。その飾りつけがハデハデ。要するにデコロッドだ。ビシのオモリ部分にも同様にペタペタ。竿掛けには時計がセットされている。その下敷きになっている黄色のアクリル板にはビシ受けのカップ、温度計、方位磁石まで。

 極めつきがゴミ箱を改良したお魚ボックスだ。ペダルを踏んで上ぶたが開くタイプを改良、1匹ごとに放り込んでいく。ふた付きなので、魚は飛び出さない。さらに中にカウンターが取り付けられていて、何匹釣ったか一目でわかる仕組みのアイデアグッズだ。

 デコ材料は渋谷の東急ハンズで買い求める。「モノ作りが好きだし、仕事柄、道具もあるから」。水道関係の会社だけあって工作はお手の物なのだ。「誰に迷惑をかけるわけではないし楽しいじゃない」。

 アジ歴は10年。それまではヘラ一筋だった。20歳ころから始め、ヘラブナ研究会の副会長を務めたことも。「竹竿は20、30本あるかな。紀州(和歌山)の名人竿師を訪ねたりした」。和子夫人(71)との新婚旅行もヘラ行脚だったらしい。「福島から北海道を回ったけれど、ほとんどボートの上。全て付き合わせた」。

 なのに、なぜ宗旨変え。「アジが大好きでね。寿司屋や小料理屋で必ず姿造りを頼むほどだから」。よほど食欲につられちゃった?らしい。きっかけとなったのが同行していた藤田敬二郎さん(67=自営業、目黒区)。建設業だが異業種友の会で知り合う。自宅も近所とあって急接近。釣りの経験が深く、わざわざ“藤田印”の仕掛けまで作って誘った。いわば恩師ともいえる存在。弟子のグロッギー姿を何度も目撃している。「気付いたらキャビンでマグロなんてザラ」。仲間同士の釣り会で初心者に教えているうちに酔ってしまったこともあるそうだ。トリオで並んでいた真島司大さん(71=横浜市)は高校の同級生。「彼は凝り性。派手好みだしね」とその一面を語る。

 小沢さん、若かりし頃から自由奔放だったらしい。大人遊びの三拍子“飲む”はもちろん“打つ”はオートレース。若い頃から入れ込んだ。「家の一軒は買えたくらい」。ギャンブル好きの決まり文句が出てくる。残りの一つには言葉を濁したが、さて…。和子夫人には「文句を言わせなかった」。強がってみせる。

 だが、最近その逆襲を受けている。「僕は一切包丁を持たない。魚料理はカミさんに全部任せていたけれど、もう魚の顔を見るのもイヤって言われてサ」。微苦笑だ。

 小柴通いは「月に3回ほど」。釣ることよりも行くことの喜び。小沢さんにとって船酔いもお楽しみの一つなのかもしれない。

 ◎真島さんは歴4年

 ○…藤田さんの海釣りキャリアは15年ほど。もとは渓流育ち。シーズン中は秘境に入り「30〜40匹は釣る」。真島さんは現役時代、伊豆大島に単身赴任。たまさか磯で竿を出したところ「大きなブダイが来た」以外は素人に近い腕前だった。フリーになった4年ほど前から小沢さんに誘われアジ仲間に。「一から教えてもらった。もっとも私は船にすぐ慣れたけれど」とニヤリ。

[ 2017年3月9日 05:30 ]

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