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金正男氏息子ハンソル氏が動画投稿「数日前に父親が殺された」

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、動向が注目されている正男氏の息子のハンソル氏(21)を名乗る男性が「数日前に父親が殺された」と話す動画が投稿サイト「ユーチューブ」に公開されていることが8日、分かった。韓国政府関係者はハンソル氏本人との見方を示した。家族が正男氏殺害を認める発言をしたのは初めて。

 動画は約40秒間。男性は流ちょうな英語で「私の名前はキム・ハンソルで北朝鮮の金氏一家の一員」と名乗った。北朝鮮旅券を提示し、身分を示すページを開いたが、編集で黒塗りにされている。男性は「現在、母親と妹と一緒にいる」とし、最後に「早く状況が良くなることを希望している」と笑顔で話した。

 ハンソル氏は中国当局の保護下で、母親と妹とマカオに住んでいるとされてきたが、現在の居場所は不明。動画は、脱北者を支援しているとする団体「千里馬民防衛」が投稿した。団体はウェブサイトの声明で、2月13日の正男氏殺害事件後、ハンソル氏らからの「助けてほしい」との要請で「安全な場所へ移動させた」と説明。オランダ、中国、米国、匿名の国の政府が支援し、駐北朝鮮大使を兼任するエンブレフツ駐韓オランダ大使が「迅速に対応してくれた」としている。大使は事件現場のマレーシアの駐在大使を05〜09年に務めているが、支援の役割は明らかにされていない。

 一方、韓国に亡命した北朝鮮の前駐英公使・太永浩(テ・ヨンホ)氏は、正恩氏にとって「(ハンソル氏は)消えてもらわなければならない存在だ」と指摘、暗殺の恐れもあるとの認識を示した。

 動画は2月中旬に撮影されたとみられ、コリア・レポートの辺真一編集長は「ハンソル氏はマカオのオランダ大使館にいるか、第三国に出国し、安全が確保されたので動画が公開された」と指摘。近く正男氏の遺体の身元確認のため、DNAサンプルを提供するといい「団体の背後には、韓国などの情報機関がおり、今後は、ハンソル氏を亡命政権樹立のシンボルとして活動していくはず」と分析した。また、動画は中国の了解がなければ公開できなかったとし「(中国が)北朝鮮の4発のミサイル発射に不快感を示した」と話した。

[ 2017年3月9日 05:30 ]

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