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久保九段連勝!郷田王将110分の大長考退けた!

第66期王将戦7番勝負第2局第2日 ( 2017年1月24日    兵庫県尼崎市・都ホテルニューアルカイック )

連勝し尼崎名産「尼の雫」で勝利の美酒に酔う久保九段。湯たんぽを手に身も心もぽっかぽか?
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 郷田真隆王将(45)に久保利明九段(41)が挑む第2局は兵庫県尼崎市で指し継がれ、113手で久保が激戦を制して対戦成績を2勝とした。同県加古川市出身、5期ぶりの王将戦7番勝負となる久保にとってその第4局以来の凱旋勝利。復位へ大きく前進する1勝となった。

 降雪で煙った窓が街のともしびに変わっても、両者は深い読みのさなかにいた。大阪国際空港や北摂の市街地、六甲山系を望む21階の対局場。棋士らが集う控室から「どっちが勝ちか分からない」との嘆きが漏れた。

 浮き駒の銀に狙いをつけた封じ手[先]6九飛に[後]8六歩。反発した郷田に久保も強く応じた。8筋の突破を顧みずに[先]5八金。穏やかだった1日目と対照的に戦いの火花が散った。

 急流下りを思わせた午後、郷田に110分の大長考、66手目[後]7六馬(第1図)が飛び出す。そして最終局面、「全然分からなかった」。勝者が首をかしげ、負けた郷田も「終盤に何かあったかも」。野球に「球運」があるように将棋用語「指運」を連想させる激戦だった。「4枚の攻めは切れないと言うが久保九段の攻めは3枚。細くても秘術を尽くした攻めが印象的」。解説の北浜健介八段をうならせた。

 王将だった2012年第4局、故郷の兵庫県加古川市で勝って以来のタイトル戦の凱旋星。尼崎市は本拠地、関西将棋会館がある大阪市福島区から7キロと近く、「喜んでもらえる方も多いので」と率直に語った。

 原点回帰させられる映画が昨秋、公開された。松山ケンイチ主演作「聖の青春」の主人公、故村山聖九段には棋士養成機関の奨励会時代、小学6年ごろから教わった。早指しで1日10局ほど。その後、食堂での食事がルーティンだった。

 当時すでに村山九段はプロ。久保と指すメリットは「弱いのとやっても意味はない」とし、村山九段からは「田舎に帰った方がいいね」との?責(しっせき)を再三受けた。「褒められたら終わり」と励みに変え、17歳での四段昇段につなげた。

 村山九段が唯一出場したタイトル戦が1993年の王将戦。自身もかつて2期獲得した栄冠へ前進した。

 ▼郷田真隆王将 ずっとしようがないかなと思いながら指した。馬交換を打診した68手目[後]7五馬?よく分からなかったが、単調に攻めすぎたかもしれない。第3局以降?一生懸命指していきたい。

 ▼久保利明九段 封じ手後?こっちの陣形が薄いので成算があったわけではない。ずっと難しかった。第3局以降?また一局一局臨みたい。

[ 2017年1月25日 05:30 ]

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