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アルジェリア人質事件 犠牲者3人身元判明、南三陸出身の男性も

アルジェリア人質事件 涙流す兄の渕田光信さん
渕田六郎さんの死亡が確認され、涙を流す兄の光信さん
Photo By 共同 

 アルジェリア人質事件で、死亡が確認されたプラント建設大手、日揮(横浜市)の日本人駐在員7人と安否不明の3人のうち、宮城県南三陸町出身の伊藤文博さん(59)ら3人の身元が判明した。遺族らは「無念」と涙。日揮は、依然行方が分からない日本人3人の安否確認を続けている。救出された日本人7人と犠牲者の遺体を搬送する政府専用機は、早ければ24日夕にも帰国する。

 伊藤さんは犠牲になった7人のうちの1人とみられ、小中学校の同級生の渡辺清吾さん(59)によると、2月に開かれる同窓会に出席する予定だったといい「還暦のお祝いをしようと思っていたのに」とこぼした。

 東京工業大で化学工学を専攻。日揮では海外生活が長く、天然ガスや原油開発のプロジェクトを担当。東日本大震災で被災して仮設住宅で1人暮らしの母フクコさん(82)を気遣いたびたび電話をしていた。

 NHKのニュースによると、フクコさんは「あんないい子が殺されなければいけないのか」と悲嘆に暮れた。同じ仮設団地に住む女性が励ましても、ショックは拭えない様子だという。

 死亡が確認された渕田六郎さん(64)は、鹿児島県出身。兄光信さん(70)は「何と言っていいのか分からない。無念です」とむせび泣いた。一緒にカラオケをしたり、東京スカイツリーのチケットを予約してくれたりと「優しい弟だった」。最後に会ったのは、渕田さんが正月休みで帰国した昨年末。2人で温泉に行く予定だった。急に取りやめになり「今度また行こう」と約束したが、果たせなかった。

 大手ゼネコンで海外のコンビナート建設などを担当し、早期退職後、再就職した別の建設会社からアルジェリアに派遣された。現地について「楽しいけど危ない国。いつどんなことがあるか分からない」と説明し、危機管理に気を配り「現地で雇っている人や部下も信用しない」が口癖だった。渕田さんの親族は「日揮の警備態勢や情報収集は十分だったのか」と疑問を呈した。

 木山聡さん(29)は、死亡した7人と安否不明の3人のどちらに含まれるかは判明していない。熊本市出身で、長岡技術科学大(新潟県)に進学。将来を嘱望されていた。大学で4年間指導した石崎幸三名誉教授は「好奇心旺盛で新しいことに挑戦するタイプ」。就職する際は「石油関係は重要で役に立つ仕事」と話していたといい「優秀だったからこそ、いろいろな仕事を任されていたようだ」と声を詰まらせた。

[ 2013年1月23日 06:00 ]

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