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妻の執念通じた 夫婦ひき逃げで逆転有罪「運転者として無責任だ」

夫婦ひき逃げで逆転有罪 会見する遺族
大阪高裁の有罪判決に、涙ながらに記者会見する遺族
Photo By 共同 

 滋賀県草津市で夫婦が車にはねられ死傷した事故で、道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた古島美和被告(32)の控訴審判決で、大阪高裁は19日、一審大津地裁の無罪判決を破棄、懲役6月の実刑判決を言い渡した。

 検察側は懲役1年が相当と主張していた。

 上垣猛裁判長は判決理由で、古島被告が普段から事故現場を通り、道路に工作物がない状況を知っていたとして「まず第一に人をはねたと想起でき、少なくとも人にけがをさせたかもしれないとの認識があった」と指摘した。

 その上で「救護していれば被害者が約2時間も苦痛を被ることはなかった。運転者として無責任だ」とした。

 古島被告は夫婦をはねた事故については自動車運転過失致死傷罪で禁錮2年の判決を受け、受刑中。道交法違反罪については、いったん不起訴となった後、遺族側が不服を申し立て、大津地検が起訴した。

 判決によると、古島被告は2009年11月、歩行中の夫婦を車ではねたまま救護せずに立ち去り、事故を警察に申告しなかった。

 事故でけがをした妻は判決後に記者会見し「一審から今日まで頭ひとつ下げない被告を絶対許せないと思い、戦ってきた。やっと主人の無念がはれた」と遺影を手に涙をにじませた。

[ 2011年7月19日 11:50 ]

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