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“阪神の恩返し”神鋼、福島高ラグビー部に胸貸す

高校生をタックルで激励 タックルする大橋副将
福島高校のラグビー部員にタックルする神戸製鋼の大橋由和副将(手前左)
Photo By 共同 

 ラグビー・トップリーグの強豪、神戸製鋼の選手が22日、東日本大震災で体育館が一時避難所となった福島県立福島高校(福島市)を訪れた。神戸製鋼は阪神大震災(95年)で全国から支援を受けた経験から、被災地への支援活動に力を入れており、同校ラグビー部員と一緒に汗を流した。

 福島高校を訪れたのは、神戸製鋼の大橋由和副将(27)ら選手3人。ジャージーを土で汚して向かってくる同校ラグビー部員33人を、タックルで受け止めた。

 福島県は福島第1原発事故で、校庭などの表土の放射線量が問題になっており、先月18日から練習を再開した同校ラグビー部は天候だけでなく、手洗いやうがいに気を配りながらグラウンドに出ている。この日は途中から小雨が降り出し、練習場所を近くの小学校の体育館に移した。

 神戸製鋼は95年1月、日本選手権7連覇達成の2日後に阪神大震災に被災。練習場の灘浜グラウンド(神戸市東灘区)は地震による液状化現象で使用できなくなったが、全国からの支援を受けて復興した。当時の恩返しにと、募金の呼び掛けや、収益の一部を被災地に寄付するチャリティーリストバンドを発売するなど、被災地支援に力を入れている。

 3選手のうち、ニュージーランド出身のネーサン・アンダーソン選手(27)は、高校時代のホームステイ先だった宮城県岩沼市の夫妻を津波で亡くした。「震災は本当に悲しいけれど、高校生には、ラグビーを続けて一生懸命生きていってほしい」と願った。

 福島高校は県内有数の進学校で、ラグビー部は07年度の県高校新人体育大会県北大会を1位で通過し、県大会で3位決定戦まで進んだ。3年の永山逸郎主将(17)は「体が大きく技術も凄かった。参考にしながら部を盛り上げていきたい」と話した。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2011年5月23日 06:00 ]

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