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夫応援「妻・珠代」プライド捨てた

地元のイベント会場で有権者にあいさつする自民党の大塚拓・珠代夫妻
地元のイベント会場で有権者にあいさつする自民党の大塚拓・珠代夫妻
Photo By スポニチ

 自民党への逆風は強く“小泉チルドレン”にとっては厳しい戦いとなった。前回の東京・比例から埼玉9区=狭山市、入間市など=に国替えした大塚拓前衆院議員(36)は、妻で元テレビ朝日のアナウンサー・丸川珠代参院議員(38)の知名度を前面に出しての選挙戦。丸川氏も旧姓と「大塚」2つの姓を使い分け二人三脚で当選を目指す。

 地元イベントで有権者の間を回りながら「丸川珠代です。主人がいつもお世話になっております」と恭しく頭を下げ名刺を手渡す丸川氏。昨年6月に大塚氏と結婚し、政界初の“チルドレン夫婦”となってから1年2カ月で迎えた勝負の時。「代議士の妻」として配っているのは夫の名刺…ではなく「大塚拓 妻 珠代」と書かれた自身のもの。しかも写真付き。選挙用にと夫人が名刺を持つケースは増えているというが、写真付きは「見たことがない」(永田町関係者)というほどの珍しい“武器”だ。

 大塚氏は前回の総選挙(05年9月)で比例当選(東京)。次期選挙に向け選挙区を模索していた昨年9月、引退する同じ町村派の大野松茂前衆院議員の後任候補となった。当初は大塚氏を知る自民支持者はほとんどおらず「丸川さんの夫と言われ初めて分かった」程度。丸川氏の知名度をフル活用して大塚氏の名を浸透させたいところだが、やりすぎれば「投票用紙に丸川と書かれる」と陣営の危機感は強い。

 丸川氏本人も「丸川珠代」で相手をつかみ「大塚珠代」「妻の珠代」「大塚の家内」と数バージョンを使い分け。夫を“無職”にさせないためには「手段を選ばないなど見事なまでのプライドの捨てっぷり」(支持者)だという。

 朝の駅頭に出掛ける夫のため午前5時半におにぎりを作ったり、帰宅後には選挙区候補の先輩として声の出し方や演説方法などをアドバイス。本番まで残り1カ月。1つでも多く選挙区内を回るため夫婦別行動。1日10カ所以上のミニ集会や夏祭り会場に足を運ぶ。ツーショットは「(公示日の)18日の出陣式になる予定」(陣営)だ。

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