サブカテゴリー

ホビー&ライフ リカー&グルメ ファッション チャレンジライフ

「TVセッター壁美人」の実力

TVを壁に取り付けたいという要望があった

取材前に資料をいただいた時には、正直言って"本当にホッチキスだけでTVを壁掛けできるのか?"と半信半疑だった記者。そして実際に設置状況を見たときに、今度はこの目を疑うこととなった…。
「以前からホッチキスの針を使って、壁にモノを取り付けるという技術は存在していて、フックなどがネットショップや一部ホームセンターで売られているのですが、その技術を使って、TVを取り付けるという発想はありませんでした」と語るのは、家庭用ホッチキスで壁にTVをがっちり固定することができる壁掛け金具「TVセッター壁美人」の仕掛け人であるスタープラチナ株式会社の代表取締役CEO土方秀企氏。元々は、土方氏率いる同社はTVを壁に取り付ける金具を販売していたのだが、"もっと簡単にTVの壁掛けができないだろうか"というユーザーからの問い合わせが増えたことを受け、様々な製品や工法などを模索していた時だったという。

「日本の住宅事情に合致した、TV周りの“省スペース化”が、手軽に実現できる商品です」と語る、スタープラチナ株式会社の代表取締役CEO土方秀企氏。

「TVを壁掛けする際にネックになるのは、やはりネジ穴。引っ越しする際の復旧の問題が生じる賃貸住宅に住まわれているかたはもちろん、自分の持ち家であっても心理的に、"大切な家に傷をつけたくない"と思うものです。もちろん、小さな穴をあけて設置するという技術もあるにはあるのですが、やはり大がかりな施工を伴うものでは敬遠されてしまいます。そんな時に、どんな家庭にもひとつやふたつは存在するであろう、あの普通のホッチキスを使って壁にモノが設置できるこの技術があるということを知り、調査を開始したのです」
ホッチキスの針は一本当たり、約1kg程度の引き抜き荷重に耐えられるため、その数を束ねることで、より大きな重量にも耐えられるのではないかということで、製造元へアプローチ。TV用金具のオーソリティーであった土方氏と、ホッチキスで壁掛けをする技術を有するメーカーのコラボレーションによって、2012年10月に、この「TVセッター壁美人」が世に登場したのだ。
「販売後、予想以上の反響に驚きました。確かにTVそのものは大画面・スリム化が進んでいますが、設置するラックはそのままですから、占有スペースはあまり変わっていないというのが現状でしょう。TVのために大きな予算をかけてリフォームをすることが可能な方なら良いですが、集合住宅に住まわれている方を含め、大部分の方がそうはいかないけれども"テレビ壁掛けができたらいいな"と考えておられたということでしょうね。それが、ホッチキスの針の小さな穴しか残さず、しかも施工業者の手を借りずに設置ができるわけですから。当商品の配送先住所の末尾に"301号"などと表示されているのを見ると、そういった方々に新たなTVライフをご提供できるのかと大変うれしく思っているのです」

取り付け条件と注意すべき点

まずは、この「TVセッター壁美人」を取り付けることが可能な"条件"を押さえておこう。「取り付ける壁が石膏ボードであること。残念ながら木やコンクリートには取り付け不可ですが、日本の住宅のほとんどが石膏ボードの壁となっていますから、まず問題ないでしょう。そして、TVについてはメーカーを問わず、地デジ化以降ここ3年の間に販売されているものに関してはほぼ問題なく、多くの機種に対応しています。しかし、最近では背面に壁掛け用のボルト穴がなかったりするTVも販売されていますから、まずは当社がご用意する『テレビ金具適合診断』サイトでチェックしてみていただければと思います。サイズ、シリーズ、型番などを入力、検索することで手軽にご判断ができます」

この「TVセッター壁美人」は、自らの手で簡単に施工ができるということだが、素人の私たちがTVを壁に設置するうえで注意する点はあるのだろうか。
「この『TVセッター壁美人』は、上下の角度を変えることができるので、最終的な微調整は設置後にも可能ですが、やはり根本的な位置決めは必要です。人によって好みはありますが、一般的に言われているのが、目線よりも少し下に来るような位置にあると良いとされていますね。また、この『TVセッター壁美人』の利点として、付け替えも可能という点もあげられます。ちょっと失敗したら外して付け替えても、とても小さな針の穴が残るだけですから。あとは、照明の映り込みも気にされた方が良いかもしれません」

工具も市販のホッチキスだけという簡単施工

続いて設置手順を確認しておこう。同梱されているのは、TVに取り付けるブラケットの部分と壁に取り付ける、たくさんの穴が開いたベースプレート、それに透明のポリカーボネートフィルムに、ステンレスのホッチキス針。必要な工具は、ホッチキス本体とドライバーだけだという。
「このベースプレートに128の穴が開いており、そこにポリカーボネートを重ねてはめ込み、上からひとつの穴に二つずつ針を打ち込んでいきます。針の数は128×2=256本。おひとりで作業されても15〜30分程度で設置完了となります」
これはすごい!!恐ろしいほど簡単…。
「施工業者に依頼すると4〜5万円ほどかかりますし、自宅にあがっての作業となりますから、作業日の調整など難しいですよね。ところが、この『TVセッター壁美人』であれば、1万5千円前後で、しかもご自身で簡単に作業ができる。壁にドリルで穴をあけるわけではないですから、騒音もさほど気にならないので、お休みの日でもご自身でお気軽に設置ができるのです」

ホッチキスの針も付属品として用意されているが、ステンレスであったら市販のモノでも問題なく使用できる。と、いうことは、何度も付け替えができるということだ。
「TVを壁掛けしたいと考えられる方の多くは、インテリアに対する意識が高い方。これまでの手法ですと、一度TVを壁掛けしてしまうと、模様替えをするうえでネックとなってしまうというお悩みがあったかと思いますが、これで問題解決。壁掛けテレビは一目見て『この部屋、違う!』というインパクトを与えることができますから、一人暮らしの男性の方ならば、いわゆる"モテ部屋"の演出にも有効なのではないでしょうか」
今後は、周辺のラックやコードを隠すモールなどもホッチキス仕様の製品を販売していくという土方氏。「生活の中心にあるTVを気軽に壁にかけることで、ライフスタイルそのものが変わると思っています。あこがれのホームシアターではないですが、お手頃なご予算で、空間そのものが贅沢なものとなる、そんな演出を楽しんでいただければと思います」
現在は、ネット通販のみの販売となるが、生産が追い付かないほどの人気だとか。低価格で高機能。ヒットするのも判る。まずは、自分の家にあるTVが適合するかどうか、そのチェックから始めてみてはいかがだろう。

■取材協力
スタープラチナ株式会社
テレビ壁掛けショップ本店
http://kabekaketv-shop.com/

■取材協力

スタープラチナ株式会社
テレビ壁掛けショップ本店
http://kabekaketv-shop.com/

プロフィール 【伊藤秋廣(A.I.Production)】
作家にしてフードアナリスト。レストラン&フード関連、ナイトライフ分野を得意とするライティング専門プロダクション「A.I.Production」の主宰でもある。徹底した取材力と人物インタビューに定評あり。
http://www.a-i-production.com/
 

【楽天】オススメアイテム
クイックアクセス

このページの先頭に戻る ▲