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噂の“ブラジリアン柔術”で肉体改造!

55歳から道場に通い始めた人もいる!

風呂上り、姿見に映る自分の情けない体型を目の当たりにするにつけ、「どうにかしなくちゃ」とは思うのだが、どうしても単調で過酷なトレーニングで肉体改造ができるような、堪え性のあるタイプではない。
そんなときに、小耳に挟んだのが“ブラジリアン柔術”なる格闘技の噂。話によると、ほとんど未経験の30代、40代のビジネスマンが、自らのなまった身体を鍛えなおすために、トライをするケースが増えているという。

「格闘技と聞くと、どうしても敷居の高さを感じてしまうかもしれませんが、この“ブラジリアン柔術”は、中でも怪我の危険性が少ない競技」
そう語るのは、ブラジリアン柔術家・山崎明氏が運営する「ストライプル世田谷柔術アカデミー S-KEEP道場」のインストラクターを務める平野厚雄氏。本業はファイナンシャルプランナーであるが、氏も社会人になってから、しかも未経験で格闘技を始めた一人だ。

「強くなることで仕事はもちろん、男としての自信も付いてくる」と語る平野厚雄氏。ファイナンシャルプランナーとしても活躍中だ。
「強くなることで仕事はもちろん、男としての自信も付いてくる」と語る平野厚雄氏。ファイナンシャルプランナーとしても活躍中だ。

「今は残念ながら消滅してしまいましたが、『プライド』という総合格闘技のファンで興味もあったし、仕事ばかりでなまった身体を鍛え直したいと思って始めたのがきっかけです」
プロレスやボクシングといった格闘技の観戦に熱中する男性は多いが、野球やサッカーのように、実際に競技を始めるはの難しいというイメージがあったが……。

「私のように、『プライド』等の総合格闘技をきっかけにして、“ブラジリアン柔術”を始める人は多いです。30代、40代の方が中心ですかね。55歳から始められた方もいます。中学生のときに柔道をやっていた、という人もいますが、未経験の人がほとんどです」

取材のために訪問した道場で、練習の合間に参加者の話を聞いたのだが、ほとんどの人が未経験。しかし、共通するのは皆、格闘技観戦が好きだったということ。あとは、減量目的や健康維持、単純に“強くなりたい”とか“モテたい”など、それぞれに違った目的を持っている。

「ある会社員の方は、35歳で“ブラジリアン柔術”をはじめ、週に2回道場に通い、半年で18Kgの減量に成功しました。それに、男って強くなると、自信が付きますからね。間違いなく本業にもプラスになります」

そんな平野氏も、ブラジリアン柔術を始めてからメンタルな面で強くなれたと語る。
「いくつかの柔術や総合格闘技の試合を経験したのですが、試合前の緊張感はハンパではありません。それを乗り越えていくことで精神的に鍛えられていきます。おかげで、本業のファイナンシャルプランナーとして実施する講演会でも、極度に緊張することも無く平常心でお話しすることができるようになりました」

なるほど。好きな格闘技を通して、精神力も体力も鍛えられて、しかも肉体改造ができるのであれば、運動不足の中年格闘技ファンにとって、これほど魅力的なトレーニング術はあるまい。

逆輸入された“ブラジリアン柔術”

そもそも“ブラジリアン柔術”とはどのようなものなのか。ご存知のない方のために、平野さんから簡単に解説をいただくことにしよう。

「ルーツをたどれば、それは柔道であることは間違いないのですが、どのようにしてブラジルに渡ったのかは諸説あるようです。とにかく、ブラジルに渡った柔道が、グレイシー一族という格闘家によって体系化。身体が小さいというハンディがあっても、相手に勝てるように、寝技を中心とするように変化・発展していきました。ですから、柔道のように、投げ技で一本という決着がない。すべて、技が有効かどうかのポイント制や、絞め技、関節技の一本で勝敗を判断します」

寝技が中心なだけに、我々のような初心者がトライするのにも安全性も高いということなのだろう。

「ブラジルで体系化された“ブラジリアン柔術”が注目を集めたのが、1993年にアメリカで開催されたUFCという、金網の中で実施される“なんでもあり”の格闘技の大会。そこで75Kgの体重でしかないホイス・グレイシーという格闘家が、100Kg超の選手を倒したことで、アメリカ全土において、この“ブラジリアン柔術”が話題となったのですね。そして、日本に逆輸入されたということです」

さらに、その魅力について平野氏はこう語る。
「初心者の場合は、まず受身など基礎的な動作を学んでいただきますが、その後はすぐにスパーリングをしていただきます。最初は、当然負けっぱなしですが、それが段々負けなくなって、自分が強くなっていくことを実感していきます。締めや関節などを中心に、技も多いですからね。それらを習得していくのも楽しいです」

道場に通っているのは、下は小学生から大学生、様々な職業を持つ社会人までと多彩だが、なんだか和やかでみんな楽しそう。とても我々がイメージする格闘技道場といった雰囲気ではない。
しかし、緩んだ空気ではない。乱組みをしている2人を他のメンバーが囲み、声を掛け合い、安全を確認しながら練習を進めている。例えるのならば、体育会系ではなく、ちょっと固めのサークルといったところか。

「とにかく、楽しいですよ。練習が終わったらみんなで飲みにいったりもします。社会人になると、新しい友人を作る機会はなかなかありませんよね。仕事や生活環境はそれぞれに違っていても、ここでは同じ趣味を持つ同志、同じ汗を流している同志として、まるで昔からの仲間のような絆が生まれるのです」

“ブラジリアン柔術”的トレーニング法

この“ブラジリアン柔術”がいかに魅力的で、我々中年男性のたるみきった肉体を改造するのに大変効果的であることはよくわかったのだが、道場に向かう前に、多少の基礎訓練はしておきたい。
そんな読者にオススメの、日常的な“ブラジリアン柔術”的トレーニング法を伝授してもらったので紹介しよう。

1. 床に寝転び、TVを見ながら両足を持ち上げて回す。これで知らず知らずのうちの腹筋が鍛えられるという。

2. 寝て起きる動作を繰り返す。これも寝技が中心のブラジリアン柔術の基本動作。起き上がる際には手を付かないこと。手をフリーにしておいて、立ち上がってからすぐに臨戦態勢に入っておくことが重要だという。
他にも、マット運動やシャドーボクシングなども有効だとか。

基礎トレーニングを重ね、ある程度の自信が付いたら、是非道場へ顔を出してみてはいかがだろう。
今からでも遅くない。
始めたいと思ったときこそが、絶好のタイミングなのだから。

■取材協力
ストライプル世田谷柔術アカデミー
S-KEEP道場
http://strapple.1bandesu.com/
東京都世田谷区尾山台3-9-8-101

■取材協力

ストライプル世田谷柔術アカデミー
S-KEEP道場
http://strapple.1bandesu.com/
東京都世田谷区尾山台3-9-8-101

プロフィール 【伊藤秋廣(A.I.Production)】
作家にしてフードアナリスト。レストラン&フード関連、ナイトライフ分野を得意とするライティング専門プロダクション「A.I.Production」の主宰でもある。徹底した取材力と人物インタビューに定評あり。
http://www.a-i-production.com/
 

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