人は歳を重ねるにつれ、それまでは意識すらしたこともなかった“自分の健康”について考えはじめるもの。ある人は健康診断でひっかかったとか、ある人は久しぶりに走ったら足がもつれたとか、風邪がなかなか治らなくなったとか、人それぞれにさまざまなきっかけがあるとは思うが、その“警告”は、ある日突然にやってくるものだ。この先も元気で暮らすためには、日ごろからの養生が大切だってことで、とりあえずランニングをはじめたり、酒を控え、タバコをやめたり。
「玄米・菜食を中心とした日本古来の食生活というのは、当然の事ながら日本人の体質にぴったりのもの。適正な食生活を長く続けることで体質を改善するというより、元来のあるべき姿に戻すという感覚なのです」というのは、両国にある自然食レストラン「元氣亭」の店長である鍵山茂樹さん。働き盛りの男性にも是非、自然食を見直してほしいと語る。 「たんぱく質は大豆類、鉄分はほうれん草といった具合に、根菜、葉ものをバランスよく取り入れた野菜中心の生活でも、充分にお仕事ができる体力は補えます。肉を食することで瞬間的なパワーはでますが、けっして持続するものでは有りません。むしろ、日本人の腸は欧米人のものに比べても長くなっているので、消化しきれない肉類が腸内で滞留し腐敗を起こしやすく、まあ、これが大腸がんの原因にもなっているのでしょうが、とにかく肉食は日本人の体質には合わず、逆にマイナス要因になるばかりです」 「私たちがご提案するのは、あくまで瞬間的な力ではなく、この先数十年に渡って継続していく体力や健康です。栄養価の高い玄米と野菜を中心とした食事を長く続けていくことで、病気にかかりづらいカラダを作っていけますし、体質が変わると不思議と倦怠感がなくなり、カラダの内側から活力が生まれます。だから仕事に対して前向きになれるんです」 自然食を食べるということは、長期にわたって健康でいるための先行投資のようなものだと理解した記者。しかし、たまにはこちらのようなお店で食事をすることができるとしても、現実的には毎食毎食、自然食を摂取するのは難しいような気が。特に多忙なビジネスマンだとなかなか……。
「まずは、時間を作ることですね(笑)。必ず一日に一食は手づくりのものを、ゆっくり味わいながら食べるようにしてください。市販の玄米をご自宅で炊いて食べるのも良いでしょう。玄米は必ず30回程度噛むようにして下さい。良く噛むことで脳の活性化にも繋がりますし、ミネラルを中心とした栄養素がたっぷり含まれていますから。白米は、精米することによって栄養素を落としてしまった単なる炭水化物。白米と玄米を水につけておけばわかるのですが、玄米からは芽が出ますが、白米は腐ってしまいます。要するに、玄米は生きているってことですから、生命力そのものを食することで健康になっていくということなのです」 玄米を主食にすれば、他の栄養を補うために存在する豪華なおかずもいらなくなるってことですな。 まずは、そういったカラダに良い食生活を送るということを意識することから始めることがポイントということですな。
JR両国駅から歩いて3分の場所にある自然食レストラン「元氣亭」は、北海道発信の玄米・自然食のパイオニア・株式会社玄米酵素のアンテナショップ。自然食品を販売するミニショップ「元氣倶楽部」も併設されている。先にも書いたように、獣肉・牛乳は一切使わないにも関わらず、店長の鍵山氏の創意工夫により開発された、チーズもミルクも使わずに焼いた「グラタン」などバラエティ豊かなメニューが人気。ランチタイムには玄米と野菜中心のおかず2種と丸ごと食べれる小魚で構成された「食事道膳」、ディナータイムには、日替わりで用意する「いろどり膳」などのセットメニューを豊富に用意されている。月に1回、土曜日に実施されるランチビュッフェも好評。夜にはアルコール類飲み放題のコースも用意されている。落ち着いた店の雰囲気も好感持てるし、男性でも安心して利用できる。
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作家にしてフードアナリスト。レストラン&フード関連、ナイトライフ分野を得意とするライティング専門プロダクション「A.I.Production」の主宰でもある。徹底した取材力と人物インタビューに定評あり。 http://www.a-i-production.com/ |








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