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“懐かしさ”から再び始める魅惑のプラモデル・ライフ

情熱が再燃した“出戻りモデラー”続々出没
「パーツやデカール(水貼シール)の単体販売もしていますので、失敗や紛失をしても大丈夫です」という半谷マネージャー
「パーツやデカール(水貼シール)の単体販売もしていますので、失敗や紛失をしても大丈夫です」という半谷マネージャー

現在のように家庭用やハンディタイプのゲーム機などが存在しなかった時代。我々小学生男子にとっての家アソビの主流は“プラモデル”であった。
危なっかしい手つきでカッターを扱い、時には部品をなくしてしまったり、接着剤を塗りすぎてしまったり…。少々の失敗を重ねながらもモノを作り上げていく喜びを実感。作業自体は一人黙々と行うものだが、完成品を友だち同士で見せ合ったり、出来ばえを競ったりしていたっけ…。

「子ども時代にプラモデルに熱中していた、そんな30代から40、50代のビジネスマンの方のご来店が多いです」というのは、模型のトップブランド・タミヤのオフィシャルショップ「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」のストアマネージャーである半谷孝道氏。サラリーマンの聖地として知られるここ新橋にて店を構えて約1年半、昔を懐かしんでぶらりと店に寄ったことがきっかけとなり、再びプラモデルに対する情熱が再燃してしまったという、多くの“出戻りモデラー”を生み出してきた。

「同僚の方々数人と一緒に店に入ってこられて、口々に『懐かしい!』といいながら喜んでいらっしゃる方が多いです」
確かに、往時それほど熱心なモデラーではなかった43歳の記者が見ても、「懐かしい!」と思うような商品が並んでいる。プラモデルそのものが、というより、その車種自体が懐かしいというのもある。例えば、この“6輪タイレル”なんて…記者が小学生の頃に一世を風靡したレースカー…いやぁ、本当に懐かしい。

「タミヤの商品にはロングセラーのものが多いのです。例えば1/350の“戦艦大和”は、1979年に発売が開始され、今でも不動の人気を誇っています。こちらの“6輪タイレル”も70年代後半に発売開始となったもの。何十年も変わらぬものを提供しているからこそ、子どもの頃にプラモデルに熱中していた世代の方の目に留まりやすいのだと思います」

これだけ流行がめまぐるしく変化し、目に見える進化というものが求められる時代だというのに、変わらないものが愛され続けるという現象になんだかホッとするし、その驚異的な“製品力”に驚かされるのだが。

「タミヤの製品は、確かな資料に基づいて、構造のみならずそのパーツ1つ1つまでも忠実に再現したものばかり。ですから最初に発売された時点で、既に完全な状態でなくてはならないのです。イタリアのフェラーリ社の関係者があるインタビューで『この車の構造を知りたかったら、タミヤのプラモデルを作ってみればわかる』と言ったことがあったそうです。車作りのプロの目から見ても、それだけタミヤ製品の詳細かつ忠実な構造が評価されているということは大変嬉しいことです」

プラモデルは作る過程を楽しむもの

懐かしのラインナップが、我々オヤジ世代の男たちのハートをガッチリ掴むことは間違いないであろうと思われるプラモデル。
しかし、あまりにも久しぶりすぎるので…衝動買いしてしまっても、ちゃんと作れるのだろうか、という心配があるのだが…。

「タミヤのプラモデルは、精密ではありますが大変わかりやすく作りやすいものです。ニッパー、カッター、接着剤があればすぐにとりかかれます」
なるほど。
では、何か肩慣らしというか、ほぼ初心者に等しいような人にとっての入門編的なモデルなどはあるのだろうか?

「これが作りやすくて、これは作りづらいという区分は特にないと思います。とにかく自分が興味を持てるものを選ぶのが良いかと思います」
では、スケールによる違いはあるのだろうか。例えば大きいほうが作りやすいとか…。

「車に関しては、小さな1/24から1/12のものまでありますが、大きな1/12はより精密なパーツが多くなっています。しかし、パーツが多いほうが作る面白みは格段アップすると思いますよ。特に、実際の自動車ではなかなか見ることのできないメカニック部分の構造がリアルに再現されていますので、プラモデルを作る過程そのものを楽しむことができると思います。それこそがプラモデル作りの醍醐味なのではないでしょうか」

子どもの頃には、とにかくはやく完成させることしか頭になかったのだが、今となってみればわかる、確かにプラモデルは作る過程を楽しむものだ。

「ひとつひとつのパーツをじっくり見ながら、これが実際の車にとってはどういった役割を持っているのか考えながら組み立てると楽しいですよ。子どもの頃には理解できなかったものも、今なら『なるほど!』と思えるはずです。それと併せてオススメしたいのが、説明図に記載されたストーリーを読むこと。そのプラモデルのモデルとなった車やバイクにまつわる逸話や誕生秘話などが紹介されています。これを読めばさらに往時のことが懐かしく思え、きっと大人の目線ならではの新たな発見ができるはずです」

小学生の頃のお小遣いでは、到底手が届かなかった憧れのプラモデルも、大人と呼ばれる年齢となった今となれば、“廉価”に見えたりもする。しかも大人の男の趣味としては、お手軽な部類に入ると思われるわけで。目的買いではなく、衝動買いで購入していく人が少なくはないというのも納得である。

こちらの「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」は、1Fは常時1,800〜2,000アイテムを揃えているというプラモデルや塗料などの販売フロア、B1Fはミニ四駆&RCの販売フロア、そして2Fのイベントフロアはミニ四駆のサーキットを用意。各種イベントやコンテストも開催されているという。

平日の営業時間は22時までというのもまた、なんとも心憎い。たまには会社帰りの一杯の代わりにこの店に寄り道をして、懐かしのアイテムを手にしてみるのも一興だと思うのだが。

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■取材協力 タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店 住所:東京都港区新橋4-7-2 6東洋海事ビル TEL:03-6809-1175 URL:http://www.tamiya-plamodelfactory.co.jp/ 【営業時間】 平日 12:00〜22:00 土・日・祝祭日 10:00〜18:00

■取材協力
タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店
住所:東京都港区新橋4-7-2 6東洋海事ビル
TEL:03-6809-1175
URL:http://www.tamiya-plamodelfactory.co.jp/
【営業時間】
平日 12:00〜22:00
土・日・祝祭日 10:00〜18:00

 
プロフィール 【伊藤秋廣(A.I.Production)】
作家にしてフードアナリスト。レストラン&フード関連、ナイトライフ分野を得意とするライティング専門プロダクション「A.I.Production」の主宰でもある。徹底した取材力と人物インタビューに定評あり。
http://www.a-i-production.com/
 

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