「春眠暁をおぼえず」とはよく言ったもので、暖かくなってくるとまぁ眠いのなんのって。いくら寝ても寝たりないほどだ。ただ、「睡眠時間が短くて毎日眠い」なんていう場合は仕方ないが、「十分寝ているハズなのに眠い」とか「なかなか寝付けなくて……」という人は、眠気を季節のせいにはしていられないかもしれない。たとえば、「睡眠時無呼吸症候群」や「不眠症」「過眠症」といった睡眠障害を患っていたら、専門医による診断・治療が必要になるだろう。 とはいえ、こうした睡眠障害でも就寝環境をよくすれば、ある程度、症状は和らぐかもしれない。もちろん、単に寝られない、眠りが浅いなんていう人は、まず就寝環境を見直すことが第一だ。というわけで今回は、手軽に試せる「快眠・安眠グッズ」の紹介を。
快眠グッズと聞いて一番最初に思い出すのは枕だろう。快眠・安眠を謳った枕も無数に発売されているが、正直、どれかひとつをお勧めすることは難しい。体型、健康状態、睡眠時のクセ、好みによって、その人に最適な枕は異なるからだ。店頭で実際に試してみて、一番しっくりくるものを選ぶ。これしかない。と言ってしまっては元も子もないのだが、枕に関連した安眠グッズをまず。 心地よく眠りに就くためには、リラックスすることが重要だ。そこでひと役買うのが”香り”。「ピロースプレー」というものをご存知だろうか?枕にスプレーを吹きかけ、心地よい香りでリラックスするというものなのだが、「ナチュラルアロマ・ピロースプレー・正眠」もそのひとつ。鎮静作用に優れた3種類のエッセンシャルオイルの相乗効果が、脳にやさしく働きかけ、心と体のバランスをとりながら良質の眠りへと誘ってくれる。深く染みわたるようなハーブの香りが、快適な睡眠をもたらしてくれるだろう。 しかし、人の家に泊まる、一緒に寝る相手がその香りを好まないなど、場合によっては枕にスプレーを吹きかけることができないこともある。そんな時は、鼻周辺に香料を含有したクリームを塗るという手も。たとえば「おやすみクリーム」。眉間や鼻の周りに塗るクリームで、「甘松香」という香草から抽出された天然由来成分を含有。高級スパにありそうな甘く優しい香りが鼻腔に広がり、深い眠りへと誘ってくれる。 アロマオイルを炊いたりお香を炊いては、火を使うので無用心だし、煙がむしろ睡眠を邪魔することもある。しかし、これらの香りグッズなら、そんな心配もないだろう。他にも、布団やパジャマなどの寝具に貼るタイプのものや、電気でアロマ成分を噴霧してくる機器など、香りで睡眠を手助けしてくれるグッズは多数ある。自分好みの香りを探してみてはどうだろう。
睡眠にとっては「いびき」も大敵だ。人に迷惑をかけるだけではなく、本人の体にとってもよくないし、また、熟睡を妨げる要因にもなる。「十分寝たはずなのに、まだ眠い」なんていう人は、自分で気づいていないだけで、実はいびきで睡眠を邪魔されているかもしれない。快眠・安眠のためには、いびき防止・抑制も大切なことなのだ。 いびきの詳しいメカニズム等に関しては、他のサイトなり書籍なりに譲るとして、ここではいびき防止グッズをひとつ紹介しよう。「SomnoGuard(ソムノガード)」は、いびき予防マウスピース。気道を広げることにより、いびきを減少させるというものだ。大きな特徴は、お湯につけると本体が柔らかくなり、その間に歯形を取れば、自分の口に合った形のマウスピースができあがるという点。最初は違和感があるものの、数日〜数週間でなれる。
かく言う私もいびきがひどいので、このマウスピースを試してみた。使用感は……。まず、装着してもそれほど違和感はなかった。ただ、「本当にこれでいびきが減少するの?」という感じは否めないのも事実。そこで、数日つけてみて、その後、彼女に様子を見てもらったところ、「前よりもいびきは減ってるかも。でも、ずっと見てらんないし……」との答え。まあ、一応の成果はあったとしていいだろう。 このマウスピース、使用に際してひとつ注意点を。歯形を取る際、マウスピースの外壁を歯で押し噛んでしまいそうになる。外壁の位置を指で確認しながら上の歯を押し当てよう。 さて、こうしたいびき防止用のマウスピースや、鼻腔を広げるためのノーズクリップもたくさん市販されている。いびきに悩まされている人は、隣で寝る人のためにも、そして自分のためにも、一度お試しを。
最後に少し視点を変えて、こんなものはどうだろう。 たとえば通勤電車や仕事の合間などに、「ちょっと寝たい」ということがある。しかし、すぐ起きなければならないので、「ちゃんと起きなきゃ」という気持ちが睡眠を邪魔する。電車内や喫茶店、仮眠室、オフィスなどでは目覚まし時計をかけるわけにもいかないのでなおさらだ。 そんな時に役立つのが「安心君 PartII」。タイマーをセットし、耳にかければ、自分だけにしか聞こえない”目覚まし時計”となるのだ。少しの時間でもぐっすり寝れれば、それだけもずいぶんと違うもの。時間が気になりなかなか眠れないようなシチュエーションに最適だ。 *
仕事中、集中力が持続しない、すぐに眠たくなる、夜なかなか眠れない……。そんな悩みを持っている方は、就寝環境を変えるだけで、状況が改善されるかもしれない。ここに紹介したグッズ以外にも、よく眠れる照明、すぐ眠くなるCDなどなど、多種多様な商品が出ているので、手軽に簡単にできそうなものから試してみてはどうだろうか。 なお、ここで紹介した商品も人によって効果はまちまち。この点だけご了承を。 |
『HotDog・PRESS』(講談社)の編集者を経て、フリーライターに。 IT、法律、グルメ、裏社会と、扱うテーマは幅広い(節操がない)。好きな酒は芋焼酎。 「編集プロダクション肝臓公司」 http://kanzo.jp/ |








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