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1億1万円で落札 瀬戸内海の無人島競売

広島県呉市沖の無人島(手前)
広島県呉市沖の無人島(手前)
Photo By 共同

 広島県呉市沖の瀬戸内海に浮かぶ国有の無人島の一般競争入札が9日、中国財務局呉出張所(呉市)で行われ、複数の参加者によると、1回目の入札で1億1万円を提示した法人が落札した。

 呉出張所は「財務省に残る記録を見る限り、無人島を競売に掛けた例はない」としている。

 遊休資産の売却促進の一環で、売買契約の期限は3月11日。9日は応募した27の個人・法人のうち、東京、千葉、広島などの11人と8法人が参加、うち1人が辞退した。

 無人島は呉市音戸町の約1キロ西の通称「三ツ子島」で、南北2島のうち、国が所有する北側の小島(外周約580メートル、面積約7600平方メートル)が売却対象。戦前の旧日本海軍病院施設の遺構がある以外は樹木や雑草に覆われ、着岸設備もない。

 遺構は軍艦や乗組員の感染症まん延を防ぐ「消毒所」関連施設で、水銀系の消毒液が使われた可能性があるが、土壌汚染調査などは実施していない。瀬戸内海国立公園内にあり、埋め立てや桟橋の建設などには規制がかかるという。

 入札に参加した静岡市の自営業男性(47)は「別荘を建てようと思い参加した。島の名前の語呂合わせで325万4000円で応札したが、落札価格が1億円以上とは高すぎる」と苦笑いしていた。

 呉出張所が昨年12月に競売を発表し、全国から約100件の問い合わせがあった。「多数の方が参加していただき、うれしい」としている。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年02月09日 11:11 ]

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