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九州最大級だった大宰府の古代施設

九州最大規模の古代官衙の施設と確認された「蔵司」の礎石建物跡=福岡県太宰府市
九州最大規模の古代官衙の施設と確認された「蔵司」の礎石建物跡=福岡県太宰府市
Photo By 共同

 福岡県立九州歴史資料館(太宰府市)は21日、大宰府政庁跡の西側にあり、大宰府の財源を管理した役所とされる「蔵司(くらのつかさ)」の礎石建物跡を測量調査した結果、南北約13メートル、東西約37メートルで古代官衙(かんが)の施設としては九州最大級の規模だったことを確認したと発表した。

 同館によると蔵司は8世紀ごろ、大宰府が財源として九州各地から集めた絹や綿などを管理していたとみられる。礎石建物の用途については庁舎や倉庫、工房などの説がある。今回の調査で、地表近くから矢尻や甲冑の破片が見つかり、武器庫とする見方も出ているという。

 建物跡は1933年に発見されたが、一帯が私有地で詳しい調査はできていなかった。公有地化が進み、同館が今年6月から本格調査、3年計画で発掘などを行う。福岡県教育委員会の大宰府史跡調査研究指導委員長の笹山晴生・東大名誉教授(日本古代史)は「蔵司は太宰府の中でも重要な役所。今後の調査で全容を明らかにしたい」と話している。

 24日午前9時半から、一般向け現地説明会を開く。

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