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テーマパークもできる?「名古屋めし」東京でも不況知らず

 手羽先、みそカツ、あんかけスパゲティ―。名古屋の独特な名物料理「名古屋めし」の専門店が東京など各地に増えている。安くてボリュームがある「お得感」を打ち出した料理が多く、不況の中でも堅調だ。広まるきっかけは2005年の愛知万博だったが、一過性のブームで終わらず、定着し始めたようだ。

 午後8時、東京のJR池袋駅東口。名古屋市に本店がある手羽先の専門店「世界の山ちゃん」。南池袋店の約150席は会社員や学生でいっぱいだ。1人前が5本、400円。手軽な価格もあって、注文しない人はほとんどいない。

 月2回は来るという埼玉県草加市の会社員(27)は「外の皮がパリパリで食感が良く、甘辛い風味とビールが合い病みつきになる」と絶賛する。

 03年9月に川崎市に関東1号店をオープン。04年には東京に進出した。当初は名古屋出身の客が多かったが、口コミで広がり、現在、関東の店は19店まで増えた。北海道や広島県、熊本県にもあり、同社は「今後も増やしていく」と意気盛んだ。

 毎朝、通常のコーヒーなどの飲み物を注文すると、トーストやゆで卵が付いてくる「名古屋式モーニングサービス」。価格は300〜400円程度で、名古屋の人々が好きな「お値打ち」の代表格だ。

 名古屋人なら誰でも知っている「コメダ珈琲店」は関東圏、関西圏へと出店エリアを広げている。昨年11月に開店した三鷹上連雀店(東京都三鷹市)の新海洋規店長(35)はモーニング(ブレンドコーヒーの場合400円)について「開店当時はサービスということが理解されず、断られることが多かった」と笑う。

 店内が広く、新聞や雑誌が多いのも特徴。三鷹市の主婦(43)は「駐車場があるのがいい。モーニングは東京にはあまりないサービスなのでうれしい」と話す。

 JR新橋駅の近くには昨年2月、あんかけスパゲティの「あんかけ堂」(名古屋市)がオープンした。既に昼時は会社員で混雑する人気。直径2・2センチの太いめんに、野菜など具がたくさん入ったピリ辛あんがよく絡む。青田夏来マネジャー(27)は「うちはボリューム感が売り」と強調する。今秋には東京都内に2号店を出す予定だ。

 04年に銀座店をオープンしたのがみそカツの「矢場とん」(同市)。同社は数年以内に大阪市、福岡市に出店する予定。同社の役員は「名古屋めしを集めてフードテーマパークをつくれば、さらなる飛躍につながる」と夢を語る。次から次へと新しい料理が「発見」される名古屋地域。テーマパークがあれば面白いかもしれない。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年08月12日 08:29 ]

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