PR:

E―1選手権 その目的と成果はどこに?

日本代表に初招集された鹿島のFW土居聖真
Photo By スポニチ

 ワールドカップ本大会メンバー入りへの国内組最後のサバイバルと位置づけられるE―1サッカー選手権が、この週末から開催される。果たして、その目的と成果をどのように考えれば良いだろうか。

 海外組、クラブワールドカップに出場する浦和勢が未招集のなか、初選出が7人とフレッシュな顔ぶれとなったが、言い換えれば初選出組やキャップを刻んでいない選出たちへの“代表に足る存在か”のテストであり、本大会へ到達するのはかなり困難な道であると言わざるを得ない。

 本大会での対戦相手も決まり、それによって微調整はあろうが、それも僅かなものであるはずだ。ハリルホジッチ監督のなかでは各ポシションの順列はほぼ固まっているだろう。欧州遠征に招集しなかった本田、香川、岡崎の動向もしっかりチェックしており、コンディション次第ではあるが、彼らの椅子がなくなるとはなかなかに想像し難い。指揮官の頭の中を一旦クリアにさせるほどの強烈なインパクトを植えつける選手が出て来るのか。それ自体は大きな見どころではあるし、楽しみでならないが、フレッシュな顔ぶれによるテスト色が際立って高いチームで、連携面はそれそど求めることはできない。おそらくはデュエルという合い言葉をどれだけ表現できるか、もっと平たく言えば、“どれだけ闘ったか”が評価の分かれ目になる気がする。

 ハリルホジッチ監督はメンバー発表会見で大会の目的について、選手選考よりも先に「勝つこと」を挙げた。日の丸を背負う以上、当然の決意ではある。選手は自分を目一杯アピールしようとする場所となるが、指揮官もまた第一の目的を達成させるほどの自分をアピールさせなければならない。つまり、我々は新たなスター候補の登場に目を見張らせるばかりでなく、指揮官の采配や用兵にこそ注視しなけれはなるまい。

 もう時間がないから現実的ではない、という意見はもちろんある。ただ、選考テストに気を取られ、本当に勝てる監督なのかという見極めを疎かにする必要はない。時間を理由に勝てない監督でロシアに乗り込むことのないよう、ハリルホジッチ監督がいかにチームを勝利導くかを争点とする大会にしたい。

 誰を最も注目し、期待するかと問われれば、一も二もなく「ハリルホジッチ監督」と答える。東アジアの盟主の座を、ロシアへの想いを感じさせるほどに、ガッチリと掴み取って欲しい。(山内雄司=スポーツライター) 日本代表メンバー

[ 2017年12月7日 16:45 ]

Webtools & Bookmarks

注目
アイテム

バックナンバー

注目アイテム

スポニチwikiランキング

      人気ニュースランキング(サッカー)

      ※集計期間:12月15日03時〜04時

      » 続き

      【楽天】オススメアイテム
      クイックアクセス

      Jリーグ

      日本代表

      W杯予選

      ACL

      海外サッカー

      コラム