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武藤もゴール 日本代表は新しいフェーズへ

ライプチヒ戦の後半、競り合うマインツの武藤(右)
Photo By 共同

 ミッドウィークのドイツ・ブンデスリーガで、武藤嘉紀がリーグ戦今季3得点目をマークした。

 マインツで2シーズン目を過ごす24歳は、ケガによる戦線離脱を経てウインターブレイク明けに復帰した。チームは司令塔タイプのマリを冬の移籍市場で放出し、その代わりに元バルサのボージャンを獲得した。コロンビア人FWのコルドバが1トップを務める4−2−3−1を基本とするシステムで、武藤はボージャンとセカンドトップのポジションを争っている。ライプツィヒ相手に記録したゴールを、定位置奪還のきっかけとしたいところだ。

 オーストリアのブンデスリーガでは、2日のリーグ戦で南野拓実が2得点1アシストの活躍を披露した。所属するザルツブルクは3連覇中のリーグ戦で首位を快走し、南野自身は得点ランキング2位の11ゴールをマークしている。

 武藤も南野も、W杯ロシア大会アジア最終予選の予備登録メンバーに選ばれている。だが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督のチームに定着することはできていない。

 その一方で、日本代表は新しいフェーズへ突入しつつある。原口元気、大迫勇也、久保裕也らが、所属クラブでの好調ぶりを代表へ持ち込んでいるのだ。指揮官のスタメン起用に、彼らは結果で応えている。

 所属クラブで結果を残している選手が代表に選出され、なおかつ出場機会を得られるという「正しい競争原理」は、代表から遠ざかっている選手のモチベーションを刺激する。3月に行なわれたW杯ロシア大会アジア最終予選の直後に、南野や武藤が結果を残しているのは偶然ではないと思う。ADOデン・ハーグのハーフナー・マイクも、リーグ戦で2試合連続ゴールをマークしている。彼も予備登録メンバーのひとりだ。UAEとタイに連勝した日本代表の戦いぶりが、招集されなかった選手の意欲を高めることにつながっているのだろう。

 中心選手の自覚も高まっている。

 先のW杯ロシア大会アジア最終予選でキャプテンマークを巻いた吉田麻也は、5日のプレミアリーグでリーグ戦今季初ゴールをマークした。ドルトムントの香川真司も、ミッドウィークのリーグ戦で今シーズン初めてネットを揺らした。

 長谷部誠の負傷離脱や本田圭佑のスタメン落ちなどにより、彼らが日本代表で果たすべき役割は大きくなっている。以前から抱いていた中心選手としての自覚が、ここにきてさらに揺るぎのないものとなっているのだろう。それが、所属クラブでのパフォーマンスにつながっていると思うのだ。

 こうなると、日本代表で主役を譲っている経験者たちが巻き返しをはかってくるのではないだろうか。本田や岡崎慎司らは、捲土重来を誓っているはずだ。シーズン終盤へ迫っていくヨーロッパ各国のリーグで、これからさらに日本人選手が結果を残していく気がする。UAE戦の今野泰幸を見たJリーガーも、貪欲さを増していくに違いない。(戸塚啓=スポーツライター)

[ 2017年4月6日 20:35 ]

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