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主将の力 青森山田の原動力

<全国高校サッカー選手権決勝>県勢初の優勝を果たし、喜ぶ青森山田イレブン
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 高校サッカー選手権で青森山田が初優勝した。1月9日に行われた決勝戦では前橋育英を5−0で破り、格の違いを見せつけた。青森山田はプレミアリーグCSでも優勝したが、いろいろなサッカーができる。ポゼッションサッカーもできるし、守備を固めることもできる。ダイナミックに展開することもできる。決勝戦でもショートパスにこだわらず、GKからロングボールで攻める場面も見せていた。

 黒田監督は、FWには相手DFラインの背後を狙わせている。だが、Jクラブ勢と対戦する時には相手の攻撃に耐える時間を作れる。チームとしての総合力があり、レベルが高い。

 その原動力になっているのはキャプテンMF住永翔で、「キャプテンがしっかりしているから強い」と、言ってもいい。選手宣誓でスペイン語をまじえ、シャペコエンセの話しをするなど、あれを聞いただけで「このチームが優勝する」と、予感したぐらいだ。彼がチームをまとめている。とにかく周囲に声を掛けたり、判断も素晴らしく、統率力もある。

 青森山田が優勝したことで、選手の進路が大きく変る可能性がある。中学3年生は、進路を考えた時、高校かJクラブのユースか、選択肢は多い。それぞれに長所と短所があるが、全寮制の青森山田は、選手が実家に帰るたびに、両親が「成長している」と感じるぐらい成長する。6年間で人間としても磨かれるというのだ。高体連の良さといわれた部分で、どちらの良さも兼ね備えている。

 Jクラブにも広島ユースのように、3年間一緒に練習し、同じ学校に通って共同生活を送るチームもあるが、それぞれが変化し、いい形ができている。こういうチームが増えることで、選手としても、人間としても成長できる環境ができれば日本のサッカーの未来は明るいと思う。(水沼貴史=元日本代表FW)

[ 2017年1月11日 15:30 ]

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