【コラム】水沼貴史

経験がある選手を呼んだハリルホジッチ監督

 3月16日にW杯予選へ向けた日本代表が発表された。23日のアウェー・UAE戦、28日のホーム・タイ戦へ向けたものだが、堅実なメンバー選びだった。

 調子がよかった横浜の斉藤や川崎Fの小林は選ばれなかった。ケガなどのコンディションを確認しながら100%ではない選手は外していると思う。その一方で、所属するミランで出場機会がない本田は選ばれた。右サイドは本田でと考えているのだと思うが、久保を右サイドで試すことも考えているのだろう。

 ハリルホジッチ監督になって初招集は高萩だけだ。「韓国でプレーしていた時から注目していた」と言うが、若いマークしていた選手は一度手元に呼んで直接見てみたいと考えている。昌子と植田のCBは鹿島で頑張っているし、結果も出している。さらに昨年12月のチャンピオンシップやクラブW杯でしびれるような経験をして大きく成長している。

 W杯最終予選も折り返しを過ぎたが、このUAE戦とタイ戦の2試合はとても重要だと思う。初戦のUAE戦で敗れるなど、序盤は厳しい戦いが続いたが、ここで負けて土俵際に追い詰められるか、連勝して勝ち点を重ねて序盤の不振を取り戻すかが決まってくる。そう考えれば若いフレッシュな選手を試すよりも、経験がある選手を呼ぼうと考えるのもわかる。やはり本田、香川で、岡崎もコンディションを戻し、だいぶよくなっている。

 若い選手だけでなく、ベテランの力が必要だという考えが色濃くなっている。ボランチの今野は守れるうえに攻撃でも前への推進力があることだけでなく、経験も評価されたと思う。倉田もこれまであまり代表には呼ばれていないが、Jリーグで経験は豊富だ。3月の2試合はとにかく全力で行くしかない。(水沼貴史=元日本代表FW)

[ 2017年3月21日 14:37 ]

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