もっと自らゴールを狙うプレーを

公式戦デビューとなったエバートン戦にフル出場したマンチェスター・ユナイテッドの香川
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プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド０－１エバートン
（8月21日）
　香川はプレミアでも十分に通用することを示した。試合を通してミスはほとんどなく、決定機につながるパスも供給できていた。プレシーズンマッチで２得点と結果を出したことでチームメートからも認められており、ボールが回ってくる回数も多かった。ルーニーとのワンツーやファンペルシーを追い越す動きなど周囲との連係も上々で、トップ下の位置でフル出場したこともファーガソン監督から評価されている証拠だと思う。

　ただ、自らゴールを狙いにいくプレーが少なかったのは残念だ。香川は本来、パスも出せて得点もできる選手。開幕戦ということで、ミスをしないことを心掛けた結果、強引なプレーは影を潜めた。フィニッシュに対する積極性をもっと出しても良かったと思う。

　マンチェスターＵのプレシーズンは開幕戦へ向けた調整というよりも興行がメーン。今後、ルーニーら主力のコンディションが上がってくれば、香川の能力もさらに引き出されるはず。早い段階でゴールという結果を残すことができれば、イングランドでも成功できる可能性は高い。　（元ジェフ市原強化部長）