川澄は合格、丸山動き改善を

＜なでしこジャパン・なでしこリーグ選抜＞試合後、笑顔を見せながら肩を組んで引き揚げる丸山（左）と川澄
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　【なでしこジャパン３－２なでしこリーグ選抜】川澄はこの試合もストロングポイントをしっかり出せていた。スピードを生かしてスペースにタイミング良く走り込み、味方のパスをうまく引き出していた。Ｗ杯でも準決勝のスウェーデン戦と決勝の米国戦は先発したが、今後もレギュラーとしてプレーできる力を十分に示した。

　一方の丸山は最後までリズムに乗れなかった。前半１８分にらしい強引なプレーで川澄のゴールをアシストしたが、その他の場面では動きだしが遅れ、パスの出し手とタイミングが合っていなかった。彼女自身のやりたいことがあまりチームメートに伝わっていない印象を受けた。

　きょうの出来なら、後半から出場したリーグ選抜の木龍（七瀬＝日テレ）の方が良かったし、川澄とのコンビもより機能しそうだ。丸山はこのままでは安藤、永里優の海外組が戻ってきたら再びサブに戻ってしまう。準々決勝のドイツ戦では途中出場で素晴らしい得点を決めたが、あのような得点をまた決めるためにも、ボールのないところの動きを改善しないといけないだろう。（元ジェフ市原強化部長）