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【コラム】海外通信員

ランニングシューズを持ってW杯ブラジル大会に!

[ 2014年1月18日 05:30 ]

 2014年。ついに待ちに待ったワールドカップイヤーが始まった。

 ぎりぎりにならないと本気を出さないブラジル人たちもやっと本腰を入れるだろうか?いや、1月ではまだまだだろう。というのも、1月末まで学校は夏休み。新学期が始まってからやっと1年の始まりという感じが出る。と思いきや、それでも、1年は始まらない。
2月(年によっては3月)にはカーニバルが控えており、カーニバルが終わるまでは1年は始まらないと言われる。というわけで、まだまだ2014年は始まっていない…。

 さて今年、ブラジルはワールドカップで盛り上がるのはもちろんだが、サッカー以外に盛り上がっているスポーツがありますかと尋ねられた。あまりにサッカー王国のイメージが強烈で、他のスポーツが思い浮かばないかもしれない。

 バレーが強いことも有名だ。 ピーチのある街は、元々ビーチスポーツは盛んだ。ビーチバレー、フッチボレー(フットバレー)も楽しむスポーツとして人気がある。そして、今、 人気上昇中のスポーツは、ラン。ラテンな人々から結びつかないストイックなイメージのスポーツであるランの虜になっている人たちが増えている。

 サンパウロ市内で最も有名な公園のイビラプエラ公園には個人で欄を楽しむ人もいればチームで走る人たちもたくさんいる。月に最低でも1度は公園の周辺の道が封鎖されてランの大会が開催される。ブラジル人も世界のランブームにしっかりと乗っているではないか!ブラジルではサッカーは、思い切り男のスポーツだが、ランは男女が年齢を問わず一緒に楽しめるスポーツとして市民権を得ている。

 ここで一つご提案。

 ブラジル全国では、月に30ほどのラン大会が開かれている。サンパウロのみならず、ブラジルのあちこちの街でラン人気が急上昇しているので、ワールドカップでブラジルを訪れる皆さんはランニングシューズを持ってきて、週末の大都会を、またはビーチを走ってブラジルを堪能するのもいいのではなかろうか。大きな公園に行けば、きっとランニンググループがいるはずだ。サンパウロ市ならイビラプエラ公園をお勧めする。リオなら、コパカバーナやイパネマ、レブロンのビーチを走ってみるのはブラジル気分を満喫できるだろう。また、大会によっては、エントリーしてなくても、一緒に走るだけなら許されているところもある。

 ちょっとサッカーと関係ない話になってしまったが、ワールドカップイヤーに合わせて、少しでもブラジル滞在を楽しんでいただければと思う。(大野美夏=サンパウロ通信員)

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