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誰もが納得の小林悠MVP 川崎F初優勝にOBとして誇らしい

Jリーグ優勝を果たし、風呂桶を掲げて喜びを爆発させる小林悠(中央)ら川崎Fイレブン
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 明治安田生命J1リーグは12月2日に今季最終戦が行われ、川崎Fが前節2位からの逆転でクラブ創設21年目にして悲願の初優勝を果たしました。まずは鬼木達監督(43)や選手、スタッフ、ファン・サポーター、関係者の皆さん、本当におめでとうございます。私もOBとして歴史に少しでも関われたことを光栄に思います。

 一時は鹿島に勝ち点差をつけられ、ちょっと厳しいかなと思う時期もありましたが、劣勢から持ち直しての優勝は本当に素晴らしい。川崎Fのパスサッカーは見ていて楽しいサッカーです。そのチームが優勝したのは、今後の日本サッカー界にとっても大きなこと。来季もそのスタイルを貫き通してほしいと思います。

 チームの雰囲気の良さを感じるシーンは、優勝を決めたホーム等々力での大宮戦でも見受けられました。最終戦を前にFW小林悠(30)の20得点に対し、トップのFW杉本健勇(25=C大阪)は22得点。チームの初優勝はもちろん、2点差で追う小林に得点王をとらせたいというチームメートの思いもピッチにあふれていました。3―0でリードしていた後半35分にDF車屋紳太郎(25)がファウルを受けてPKを獲得すると、チーム最年長選手のMF中村憲剛(37)がすかさず”お前がいけ”というように小林に向かって手を叩きました。あの時点では鹿島の試合結果や杉本の結果は分かっていなかったと思いますが、チームとしてまとまっている。そう強く感じる、今季の川崎Fを象徴するシーンでした。

 5日に行われたJリーグアウォーズで最優秀選手賞(MVP)に選ばれたのはFW小林悠(30)でした。今季から主将を務め、最終戦でハットトリックを決めて得点王。誰もが納得、文句なしのMVPだと思います。優勝を決めた大宮戦に続いて、私はアウォーズも見に行っていましたが、授賞スピーチで奥さんに感謝の言葉を贈った場面にはジーンとさせられました。私も彼と同様に怪我が多く、これまで9度の手術を経験しています。怪我に泣かされることが多いサッカー人生は、言葉にできない苦労や辛さがあります。私は現役時代も今も独身ですが、小林の活躍には奥さんの支えが欠かせなかったと思います。スピーチの後には奥さんと2人の息子さんがサプライズ登場。息子さんの可愛さも話題になりましたが、横浜アリーナということもあってか川崎Fのサポーターが8割ぐらい陣取っていたのではないかと思われるぐらい会場からの歓声も拍手も大きく、とても華やかでいい授賞式になりました。

 私はチームがまだJ2だった1999年に1年間在籍して主将もやらせていただきました。12試合(5得点)しか出場できませんでしたが、チームは公式マスコット「ふろん太」が誕生したその年にJ1昇格を果たし、強豪へと成長していきました。現在ゼネラルマネジャー(GM)を務めている庄子春男さん(60)や長年スカウトとして選手獲得に尽力してきた向島建さん(51)は当時からチームを支えています。選手が長年お世話になっている裏方さんもいます。改めて言わせてください。本当に優勝おめでとうございます。OBとして誇らしい思いでいっぱいです。(岩本輝雄=元日本代表MF)

[ 2017年12月6日 18:47 ]

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