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日本代表ニュース 2010年6月

闘莉王O・Gで試合壊し、ドログバ壊した

<日本・コートジボワール>闘莉王(左)に骨折させられ痛そうなドログバ
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 【W杯強化試合 日本0―2コートジボワール】日本代表DF田中マルクス闘莉王(29=名古屋)が、4日のコートジボワール戦で“壊し屋”と化した。前半13分にオウンゴールで失点して試合を壊すと、前半15分には接触プレーで相手FWディディエ・ドログバ(32=チェルシー)を骨折させた。オウンゴールは5月30日のイングランド戦に続く2試合連続で、またしても闘将が悪い形で“独り舞台”を演じた。

 一瞬、ボールを見失った。今野のファウルで与えた前半13分の直接FKのピンチ。ドログバのキックは、壁の右端に入ったFW岡崎に当たり方向を変えた。闘莉王がカバーに入ろうとゴール方向に走りだすと、次の瞬間、悲劇が起きた。「来るとは思わなかった。カバーに行ったら、横からボールが来て分からなかった」。右足に当たったボールがネットを揺らしていた。GK川島の横っ跳びも及ばなかった、不運な失点。5月30日のイングランド戦でオウンゴールによる2失点で敗れた日本が、闘莉王の2試合連続オウンゴールで先制を許した。

 悲劇は続く。先制点を許した2分後の前半15分、闘莉王のプレーが今度はコートジボワールを奈落の底に突き落とした。センターライン付近でスピードに乗ったドログバを止めようと体を投げ出すと、右ひざ跳び蹴りの形となり、相手の右腕を直撃した。こん倒したドログバは即座に交代。今季プレミアリーグで29ゴールを挙げて得点王に輝いた相手エースを破壊し、右腕骨折に追い込んでしまった。

 完全な力負け。W杯1次リーグ初戦で対戦する仮想カメルーンと位置づけた相手にスピード、パワーで全く歯が立たなかった。アフリカンパワーに圧倒され続け、後半35分にはセットプレーから失点して0―2の完敗。今季W杯出場国との対戦は5戦全敗で計12失点となった。「相手が強かった。ボールを取りに行ってもなかなか取れない。レベルが高い。今までの相手とは全然、違った。W杯でも決勝に行くぐらいじゃないかな。(この対戦が)W杯じゃなかったことが良かった。それだけ」。普段は強気な闘将も悲しい現実を受け止めるしかなかった。

 2戦連続のオウンゴール、2失点、そして相手エースの破壊…。闘莉王は、何とも後味の悪い試合を最後にW杯本番へと突入する。

[ 2010年06月05日 ]

   

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