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日本代表ニュース 2009年9月

0―3完敗…俊輔それでも「方向性見えた」

<オランダ・日本>後半28分、2失点目を喫し、肩を落とす(右から)中沢佑二、中村俊輔、川島永嗣の日本イレブン
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 日本代表は5日、オランダ代表と親善試合を行い、0―3で敗れた。日本は前半、激しいプレスで主導権を握り、MF中村俊輔(31=エスパニョール)を中心にチャンスをつくり、FIFAランク3位の強豪を慌てさせた。だが後半はオランダ攻撃陣の猛攻に遭い失点を重ねて完敗した。W杯南アフリカ大会開幕まで278日。明らかになった世界との距離を縮めるため岡田ジャパンは強化を加速させる。

 0―3の敗戦。中村は厳しい表情を浮かべながらも、どこかさばさばとしていた。「もちろん反省することはある。でも、落ち込むことはない」と言い切った。

 痛みを押してのプレーだった。前半7分にファンブロンクホルストの強烈なタックルを受け左足首を負傷。だが、治療を受けるとすぐにピッチに戻り、闘争心をむき出しに戦った。そして、FIFAランク3位の強豪を相手にチャンスを築いた。

 前半16分には右サイドから右足でセンタリングを上げて、中村憲のシュートを引き出した。後半18分にはゴール正面右のFKを左足で直接狙った。きれいに壁を越えたボールは枠に入っていた。相手GKのファインセーブに阻まれたが、オランダのゴールを脅かした。

 守備も機能した。激しいプレスでオランダを追いつめた。中村自身も前半38分には内田と2人でロッベンを挟み込んでボールを奪い返した。「前半と後半の途中までは自分たちのサッカーができた。方向性は確認できた」と手応えをつかんだ。

 それでも、結果はついてこなかった。内容は良くても無得点の日本と内容は悪くても3得点のオランダ。「点が入った場面がすべて。(オランダは)崩さなくても得点ができる。ゴール前での強さを感じた」。永遠の課題である決定力不足に関して、中村は苦言を忘れていなかった。「(前半に)点を取らないといけない。例えば玉田が(シュートを)ふかしたけど(完全に崩していないのに)スナイダーは決めている。ああいうのはJリーグではないこと」。後半から雨でピッチ状態も悪くなった。次々と転ぶ日本選手を尻目にオランダの選手は平然とプレーした。そうした違いがスコアとなって表れた。

 02年にイタリアに渡り、スコットランドを経て、今季からスペインリーグに移籍。欧州でプレーして世界を知り尽くしている中村だからこそ埋め切れない差を痛感した。

 トルシエ監督時代の01年3月にはフランスに0―5で大敗。だが、中村は「あのときほどショッキングな負けではない」と言い切る。9日にはアフリカの強豪ガーナとの対戦が待ち受けている。「(ガーナ戦を)W杯の2戦目に想定して、勝ち点を取るつもりでやらないと」。278日後に迫ったW杯本大会開幕。中村を中心とする日本代表が目標の世界4強に向け足を止めている暇はない。

[ 2009年09月06日 ]

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