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W杯予選選出の国内組も14日間は自チームに戻れず 須原専務理事「スーパーカップには間に合わない」

[ 2022年1月7日 22:45 ]

日本代表森保監督
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 日本サッカー協会(JFA)は7日、1月下旬から国内で開催するワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本代表戦2試合(1月27日・中国戦、2月1日・サウジアラビア戦)に関し、厳格な防疫措置を条件に開催すると発表した。一方で、防疫措置には「日本在住者は14日間の隔離」などが含まれ、国内組がW杯最終予選に同行した場合は「バブル方式」で14日間の隔離が必要となる。Jリーグ開幕(2月18日)が迫る中、代表勢の2週間の離脱は各クラブにとって大きな痛手となりそうだ。

 オンラインで取材に応じた須原専務理事は「(国内組は)14日間は個別のチームには戻れない」と防疫措置の内容を強調。「代表のグループでバブルを作って、その中でのトレーニングになる。スーパーカップ(2月12日)には間に合わない」と話した。

 スーパーカップに出場する川崎Fや浦和をはじめ、各クラブからの反発も予想されるが、須原専務理事は「国際マッチデーなので代表に優先権があるのが大原則」とした上で「技術委員会の反町委員長が各クラブと丁寧なコミュニケーションを始めている。しっかり話し合いをしながら、前に進めていきたい」と語っていた。

 また、日本協会は今月21日開催予定の親善試合ウズベキスタン戦(埼玉)は中止が決定したと発表。現在、国内組はオフの真っ只中。森保監督ら現場サイドからは、W杯最終予選を迎える前の貴重な「準備の場」として強化試合開催の要望があり、日本協会ではウズベキスタン戦をマッチメークしていた。荒木遼太郎(鹿島)、小柏剛(札幌)、大迫勇也(神戸)、酒井宏樹(浦和)ら国内組22人が招集されていた。

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2022年1月7日のニュース