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南野、代表1300号で“新・持ってる男”襲名だ!セルビア戦で釜本、本田らに続く節目ゴール狙う

[ 2021年6月11日 05:30 ]

練習でヒールキックに失敗して悔しがる南野(左)と谷口(撮影・篠原 岳夫)
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 日本代表は11日、ノエビアスタジアム神戸での親善試合でセルビア代表と対戦する。FW大迫勇也(31=ブレーメン)欠場の攻撃陣をけん引するのは、元J1名古屋のドラガン・ストイコビッチ監督(56)が警戒心を示したMF南野拓実(26=サウサンプトン)。あと「1」に迫る日本の国際Aマッチ通算1300得点のメモリアルゴールと対セルビア戦初勝利を狙う。

 自覚の表れだった。冒頭15分だけ公開された最終調整のランニングで、南野は先頭集団で走った。左内転筋を痛めた大迫不在。加えてセルビア代表DF陣は3月のW杯欧州予選に出場した主将のDFステファン・ミトロビッチやDFストラヒニャ・パブロビッチらレギュラーをそろえる。今回の国際Aマッチ4試合で最強の相手。攻撃のリーダーとして奮い立たないわけがない。

 「メンツを見ても、今までの相手よりも強い。この時期に欧州国と試合できるのは有意義なこと。自分がやってきたものをぶつけたい。どういう経験になるのか楽しみ」

 日本サッカー史上初のW杯予選開幕7戦連発、本田圭佑に並ぶW杯予選7戦連続得点。数々の記録を樹立してきた中、次なる照準は残り「1」に迫っている代表通算1300得点だ。過去には釜本邦茂(同100)や森島寛晃(同600)、本田(同1000)らが刻んだ節目のゴール。“持ってる”男たちに並べば、新しい勲章となるのは間違いない。

 「今まで背番号10をつけてきた人が、どれだけのモノを代表に残してきたかは理解している。サコ(大迫)くん不在時の別のパターンを見つけたい」

 決めれば対欧州勢では自身初。日本代表にとっても対セルビア初勝利となり、9月から始まるW杯最終予選へも勢いがつく。敵将ストイコビッチ監督から「違いをつくれる選手」と名指しで警戒された背番号10が、先頭でチームを引っ張る。

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