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J2新潟MF本間 J1昇格の徳島完全移籍へ、昨季自己最多7得点7アシスト

[ 2021年1月11日 05:30 ]

新潟のMF本間至恩
Photo By スポニチ

 J2アルビレックス新潟のMF本間至恩(20)が10日、今季J1に昇格した徳島に完全移籍することが濃厚になった。村上市出身の本間は新潟ジュニアユース、同ユースからトップチームに昇格した生え抜きの県人選手。プロ3年目を迎える今季は、さらなる成長を求めてJ1の舞台で勝負する。

 「新潟の至宝」として昨季はエースナンバーの10番を背負い、自己最多の7ゴール7アシストをマークした本間が、J1の舞台で勝負する決断を下した。複数の関係者が「ほぼ合意に達したと聞いている」と明かした

 本間は新潟ジュニアユース時代から素早いドリブル突破など突出した才能を発揮。ユース時代の18年に2種登録選手として、9月15日のホーム金沢戦でリーグ戦初出場初ゴールをマークした。トップチーム昇格後も主に左SHを主戦場として活躍。昨季はエースナンバーの10番を背負い、アルベルト監督(52)の下でサイドだけでなく、トップ下でもプレー。守備でも存在感を示し、目覚ましい成長を遂げた。指揮官からは「(他の選手と)差を見せられる、試合を変えられる素晴らしい才能の持ち主」と絶賛されていた。

 本間は昨年末のスポニチのインタビュー時に「自分がさらに成長するために結果を残したい」とさらなる成長を求めており、クラブも残留を強く望んでいたが、最終的に上のステージで挑戦したいという本間の意思を尊重するとみられる。

 今季、J1に昇格した徳島はこれまで指揮を執っていたリカルド・ロドリゲス監督(46)が浦和で指揮を執ることが決定。新監督にスペイン人でレアル・マドリードU―18、U―19の監督経験があるダニエル・ポヤトス氏(42)が就任し、同じくスペイン人でFCバルセロナU―18でコーチ経験のあるマルセル氏(38)がコーチを務める。アルベルト監督の下で成長した本間にとっては引き続きスペイン流のサッカーで腕を磨くことになる。

 新潟は昨季、9ゴールを挙げてチーム得点王のFW鄭大世(36)がJ2町田へ、7ゴールのFW渡辺新太(25)が大分へ移籍する。同じく7ゴールの本間も徳島へ移籍となれば攻撃の3本柱を失うことになる。

 ◆本間 至恩(ほんま・しおん)2000年(平12)8月9日生まれ、村上市出身の20歳。新潟ジュニアユース―同ユース。18年に2種登録でリーグ戦に1試合出場1ゴール。19年に新潟入り。昨季は40試合出場7ゴール。J2通算69試合出場11得点。1メートル64、59キロ。

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