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川崎F・小林、J1史上初途中出場から2戦連続マルチ得点!チームは5連勝堅首

[ 2020年7月23日 05:30 ]

明治安田生命J1第6節   川崎F3―2仙台 ( 2020年7月22日    ユアスタ )

後半、川崎F・小林は自身2点目を決め喜ぶ(撮影・西尾 大助)
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 明治安田生命J1リーグは22日、各地で9試合が行われ、川崎Fはアウェーで仙台と対戦した。前半に2点のリードを許したが、後半から出場したFW小林悠(32)が、途中出場選手ではJ1史上初の2戦連続マルチ得点を達成する活躍などで逆転。クラブ史上最多スコアラーに並んだ“夏男”の活躍で、リーグ再開後の連勝を5に伸ばし、首位をキープした。また、柏はネルシーニョ監督の70歳の誕生日に4発で浦和を圧倒。J1史上最高齢指揮官に白星を届けた。

 夏男の本領発揮だ。2点リードされた後半からピッチに入った小林は、後半13分に旗手の右クロスを頭で押し込むと、同23分には大島の右クロスを芸術的な右足ボレー。チームを逆転勝利に導き「前半はチームに躍動感がなかった。みんなにギラギラした感じと、ゴールへの執着心を見せたかった」と、満足げに振り返った。

 W快挙を達成した。小林は6月15日に右膝関節遊離体の除去手術。復帰戦となった18日の横浜FC戦で途中出場から2得点を決めた。2試合連続で途中出場からのマルチ弾は、J1史上初の快挙。さらに通算110得点となり、ブラジル人FWジュニーニョの持つクラブ最多得点に並んだ。

 「夏は大好き」という小林は、実は「ミスター・ジュライ」だ。この日の2得点も含めた計110得点のうち、7月に決めたゴールが実に24。ここ5年で見れば、18戦20得点と驚異のアベレージを誇る。この日の2得点は「昨年コツをつかんだ」という、サイドからのクロスから生まれた得点。32歳でいまだ進化を続けている。

 チームは小林の活躍でリーグ再開後5連勝。首位をがっちりキープした。今季から主将を谷口に譲り「肩の荷が下りた」という小林が、王座奪回へチームを加速させる。

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2020年7月23日のニュース