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川崎F、公式HPで“物産展” コロナショックで苦しむ地域をアシスト

[ 2020年4月13日 05:30 ]

岩手県陸前高田市の牡蠣を手に笑顔の川崎F・DF谷口
Photo By 提供写真

 川崎Fが、13日からクラブとゆかりのある地域やスポンサーへの「緊急経済対策」を発動させることが分かった。第1弾は物産品編。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、物産展など各地でのイベントは軒並み中止に追い込まれ、売り上げは低迷中。この現状を救うため、売り上げの“アシスト”役として企画を立ち上げた。

 対象地域はまず4カ所。東日本大震災以来、継続的に支援を続ける岩手県陸前高田市。さらに、キャンプ地である北海道七飯町と宮崎県綾町。そして主将のDF谷口、DF車屋、GK藤嶋の3選手の出身地で、16年の熊本地震でも被災した熊本県合志市だ。商品の購入方法や価格については各店舗ごとに異なるため直接の問い合わせになるというが、選手も協力してクラブの公式HPで各地域の物産品を紹介。販売を促進させ、地域の経済を活性化するのが狙いとなる。

 商品は陸前高田市のカキをはじめ、米や地酒、すいかなど多岐にわたる。クラブの担当者は「プロサッカークラブとしてできる経済対策は微々たるもの。それでも知名度、発信力を少しでも活用し、少しでも困っている方々のお役に立てれば」と説明した。第2弾ではクラブにとって不可欠なスポンサーへの経済対策も準備している。「川崎Fだからこそできることに取り組んでいきたい」。今後もこの難局を皆で乗り越えるために、アイデアにあふれたさまざまな取り組みを企画していくという。

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