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磐田が「席取り」対策強化へ…再三禁止通達も守られず、今後は“退場”も視野

[ 2019年2月27日 15:02 ]

 J1の磐田は27日、クラブの公式サイトに「ご来場者の皆様方へ『席取り』禁止について」と題する文章を掲載。スタジアムでの席取り禁止を以前から周知していたにも関わらず守られないことから、今後は「不本意ながら」席取りをしている観客に対して「チケットの提示」と「お名前の確認」をすると発表した。スタッフが席取りをやめるよう注意しても応じない観客については観戦を断ることも視野に入れる。

 クラブによると、23日にホームのヤマハスタジアムで行われた松本との明治安田生命J1リーグ開幕戦終了後、席取りに関して多くの来場者から意見や苦情がクラブに届いた。以前から席取りに関して「重要な課題」ととらえていたクラブは開幕戦で昨年以上のスタッフを大幅に増員して対応したが、依然として席取りが散見され、課題として残ったという。

 そのため、クラブは「改めてクラブ内で検討した結果、現状のままでは解決がされないと判断し、誠に不本意ながら、今後は『席取り』を行っているお客様に対し、『チケットの提示』と『お名前の確認』をお願いさせていただくことといたしました」とし、「また、スタッフより『席取り』をお止めいただくようお願いしても、お止めにならないお客様に対しましては、ご観戦をお断りすることも視野に入れて取り組んでまいることといたしました」と従来より対策を強化することを決めた。

 「ご来場いただきました皆様方が安全で楽しく、公平にご観戦していただけるスタジアムづくりを、サポーターの皆様と一緒に築きあげてまいりたい所存です」というクラブは「『席取り』をお止めいただき、『席詰め』に対するご協力を今一度お願い致します。『安心・安全・快適なスタジアム環境作り』の実現のために、何卒ご理解・ご協力を賜わります様宜しくお願い申し上げます」と再度の“お願い”。

 「クラブへいただきました『席取り』に関するお問い合わせへのご返答は、当文面をもって代えさせていただきます」としている。

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2019年2月27日のニュース