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J3長野 新監督に下平氏浮上!柏をACLに導いた元監督と接触

[ 2018年11月28日 08:30 ]

J1柏の下平隆宏強化チームダイレクター
Photo By スポニチ

 今季限りで退任するJ3長野パルセイロの阪倉裕二監督(51)の後任候補に、J1柏の下平隆宏強化チームダイレクター(46)が浮上していることが27日までに分かった。美濃部直彦GM(53)の後任にはJ1・G大阪の東海林秀明強化担当(48)の就任が決定。9位に沈むチーム再建へ、水面下で準備が進んでいる。

 16年から柏の指揮官を務めていた下平氏は今季こそリーグ戦の成績が低迷し、5月に監督を退任したが、指導手腕には定評がある。16、17年には優勝争いに加わって今季は3大会ぶりにACLに出場した。つなぐサッカーをベースとし、パルセイロのスタイルにも合致。複数の関係者によると、すでにクラブ関係者が接触し、23日に味の素フィールド西が丘で行われたFC東京U―23戦を視察した。

 今季のパルセイロは浅野前監督が成績不振のため6月に退任。ヘッドコーチから昇格した阪倉監督も苦戦続きで最終戦を待たずに今季限りの退任が発表され、再建に向けた動きが活発になっている。J1を含めて各クラブが来季スタッフの見直しを進めていく中、下平氏の動向は今後も慎重に見極めていくことになるが、美濃部GMの後任として強化部門を支えていくのは東海林氏で決まっている。

 東海林氏は東農大在学中の90年に母校・日大藤沢高のコーチに就任し、指導者の道を歩み始めた。アルビレオ新潟(現J2新潟)GKコーチ、U―19女子日本代表GKコーチなどを歴任。08年から15年までJ2甲府の強化部長を務め、J1神戸の強化部兼広報を経て、昨季からG大阪の強化担当を務めていた。

 今季は主にU―23を担当し、11日に長野Uスタジアムで行われたパルセイロ戦も視察。「面白い試合だった。いいチームですね」と感想を漏らしていた。00年から04年までパルセイロレディースの前身の大原学園でGKコーチを務めるなど信州にゆかりがあり、女子への理解も深い。チームは12月2日に盛岡との今季J3最終戦を控えているが、新体制構築に向けた動きからも目が離せない。

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2018年11月28日のニュース