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森保A代表初陣、野上招集も 首位広島の堅守支える27歳CB

[ 2018年8月24日 05:30 ]

9月のA代表親善試合で森保ジャパンに招集される可能性が浮上した広島・野上
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 森保ジャパンに隠し玉だ。広島のDF野上結貴(27)が9月の親善試合(7日・チリ、11日・コスタリカ)に初招集される可能性が浮上した。U―21日本代表を兼任するA代表の森保一監督(50)が、首位チームの堅守を支えるセンターバックをリストアップ。22年W杯カタール大会へ向けて世代交代を見据える中、初戦から“森保色”を出しそうだ。

 9月にA代表の初陣を迎える森保ジャパンに“無印センターバック”の存在がクローズアップされていることが判明した。複数の関係者によると、森保監督は野上を高く評価。年代別代表で過去に招集歴がなく、W杯ロシア大会にも出場していないものの、「FIFAに事前提出する予備登録メンバーの35人入りも検討されていた」と関係者は明かしている。

 本職はセンターバック(CB)。守備的MFやサイドバックでのプレーも可能なポリバレントぶりも魅力の一つだ。身長1メートル80ながら空中戦に強く、速さも兼ね備えている。7月18日のG大阪戦で右太腿を負傷して4試合を欠場したが、今月11日の長崎戦で復帰。15日の神戸戦ではJ屈指のフィジカルを持つFWウェリントンと互角以上の戦いを見せるなど、リーグ2位の18失点と堅守を誇る広島の中心に成長した。さらに同クラブを指揮していた森保監督に16年夏から1年間、指導を受けており、戦術を熟知しているのも大きい。

 W杯ロシア大会メンバーのCBは、DF吉田麻也(サウサンプトン)が今月24日に30歳となり、DF槙野智章(浦和)は31歳。守備的MFでは長谷部誠(34=Eフランクフルト)も代表引退を明言している。22年W杯カタール大会を見据えた世代交代は森保ジャパンの重要課題。指揮官は知名度、過去の実績にとらわれず、幅広い人選で最強チームをつくっていく。

 ◆野上 結貴(のがみ・ゆうき)1991年(平3)4月20日生まれ、東京都杉並区出身の27歳。保善高―桐蔭横浜大を経て12年にJ2横浜FCに入団。16年7月、広島に完全移籍した。11年関東大学選抜。J1通算47試合無得点。1メートル80、72キロ。右利き。

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2018年8月24日のニュース