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W杯表彰式でプーチン大統領の“傘”に批判続出 権力の乱用?

[ 2018年7月16日 14:59 ]

1人だけ傘に守られていた?ロシアのプーチン大統領(AP)
Photo By AP

 サッカーW杯決勝の終了後、表彰式は土砂降りの雨の中で行われたが、ホスト国ロシアのウラジミール・プーチン大統領(65)だけに差し出された「傘」に対して世界中から批判と非難が噴出した。

 警護員は当初、プーチン氏と国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長(48)の頭上に傘をさしていたが、次第にプーチン氏だけを雨から守ることに集中。隣にいたフランスのエマニュエル・マクロン大統領(40)とクロアチアのコリンダ・グラバルキタロビッチ大統領(50)に対しては傘がなく、降りしきる雨に濡れながら選手と応対していた。

 その後、フランス選手を表彰するころにようやく複数の傘が持ち込まれたが、マクロン、グラバルキタロビッチ両大統領の衣服はびっしょりと濡れていた。英サン紙は「プーチンは傘を持っている。一方、隣にいた他のリーダーはずぶ濡れだった」とその模様を皮肉をこめて報道。ネットでは「世界の大物がわずかな雨に怯えている」「これも外交上のパワーの差?」「傘を差し出した男性が最優秀選手(MVP)」「傘は女性であるクロアチアの大統領に譲るべきだった」と表彰式で“一人勝ち”となったホスト国のリーダーに対して多くの苦言が寄せられていた。

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