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浦和DF遠藤 カタールW杯への“第一歩”11日天皇杯出場へ意欲

[ 2018年7月9日 09:19 ]

早くも練習に合流した浦和の日本代表DF遠藤(右)と槙野
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 W杯日本代表DFの浦和の遠藤航(25)、槙野智章(31)が8日、チームの練習に合流しゲーム形式では、主力組に入った。W杯敗退から6日、帰国から3日。早ければ11日の天皇杯3回戦・J2松本戦に出場する可能性は高まった。既に4年後に向けた戦いが始まっていた。

 遠藤は2つの「悔しさ」を持ち帰った。リオ五輪で主将を務めた25歳もW杯は出番なし。「出られなかった悔しさ、ああいう形で負けた悔しさがある」。仮想松本戦の練習では3バックの右に入り「100%の準備をしたい。モチベーションは高いです」。悔しさはピッチで晴らす。

 今季からより良い筋肉をつけるため、また疲労回復のため、ビタミンB群が豊富なサバなど、食生活も魚中心に変えた。以前、某テレビ番組で対談した長谷部から「世代交代がないと日本が強くならない」と言われ、責任感を強くしていた。今回、リオ五輪組(遠藤、大島、植田、中村)は全員が出番なし。期するものはある。

 もちろんロシアでの経験も糧にする。下馬評をはね返した反骨心や団結力、ベルギー戦で目の当たりにした世界の壁。「その場にいた経験は生かしていきたい」と遠藤。4年後の自分を明確にイメージするようになったと言う。天皇杯に出場すれば、W杯組では最速の実戦リスタートとなる。22年カタール大会に向け、1秒も無駄にはしない。

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2018年7月9日のニュース