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“聖地”ウェンブリー 米大富豪が買収か イングランド代表に影響も

[ 2018年4月27日 05:30 ]

 “サッカーの聖地”と呼ばれる英国ロンドンのウェンブリー・スタジアムが、米国の大富豪に買収される可能性が浮上した。26日にサン(電子版)など複数の英メディアが報じた。

 イングランド協会が所有し、同代表のホームグラウンドであるウェンブリー・スタジアムの買収に動いているのは、パキスタン系米国人の実業家シャヒド・カーン氏。米誌フォーブスによると総資産は87億ドル(約9480億円)の大富豪で、米NFLジャクソンビル・ジャガーズ、イングランド2部フラムのオーナーとして知られる。総額で最大10億ポンド(約1530億円)という巨額オファーを提示し、交渉は進んでいるという。イングランド協会は「スタジアムを買いたいというオファーを受けた」と認めた。

 売却された場合に懸念されるのはイングランド代表チームへの影響。同協会は売却後も同代表のホーム試合、FA杯決勝などで引き続き使用できる予定だが、米NFLのシーズンである10月と11月は使用できなくなる見通しという。英紙ミラーは将来的にジャガーズの本拠地がウェンブリー・スタジアムに移される可能性があると報じた。

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2018年4月27日のニュース