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札幌 横浜からリーグ戦初勝利!進藤V弾 クラブ記録更新7戦負けなし

[ 2018年4月26日 05:40 ]

明治安田生命J1第10節   札幌2―1横浜 ( 2018年4月25日    札幌厚別 )

<札幌・横浜>後半21分、勝ち越しゴールを決めた札幌DF進藤(左)
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 聖地で天敵撃破だ!札幌は25日、今季初開催となった札幌厚別で横浜と対戦。1点を追う後半4分にFW都倉賢(31)が同点ゴール、同21分にDF進藤亮佑(21)が決勝弾を決めて2―1で逆転勝ちした。リーグ戦では過去12試合勝利がなかった横浜に初勝利。これでJ1でのクラブ記録を更新する7試合負けなしで、勝ち点を18に伸ばした。

 絶妙な読み、そして一瞬のひらめきが試合を決めた。1―1で迎えた後半21分だ。左サイドのMF菅がクロスを上げ、中央で進藤が豪快に頭で合わせた。

 「ボールを奪われて奪い返して、チャンスだなと思って(守備に戻らずに)信じてゴール前に走った」

 チームメートまでがFW都倉と見間違えた一撃。ただ、ゴール後に喜びを爆発させた“お調子者”の元に誰も駆け寄らなかった。実はエンゼルス・大谷が初ホームランを打った際にチームメートから無視されたメジャーの儀式「サイレント・トリートメント」を発動。決勝弾を決め、チームを2戦ぶりの勝利へ導いた進藤は「みんなも扱いを分かってくれてる」と笑った。

 3月2日のC大阪戦では敵地で貴重な同点弾。7日の名古屋戦は先制点、この日は決勝弾と全て得意の頭で決めた。開幕から3バックの右としてフル出場し、DFながらチーム2位の3得点。将来を担う若武者と、チームはこの日までに来季以降の契約を結んだ。高い評価。それに応えるゴールだった。

 チームは“聖地”札幌厚別で15年からリーグ戦6連勝。それだけではない。リーグ戦は過去12戦未勝利(1分け11敗)だった天敵・横浜から初勝利だ。そしてJ1でのクラブ記録を更新する7試合負けなし(5勝2分け)。試合後のお立ち台、進藤はこう叫んだ。「雨の中、来てもらったサポーターを濡れたまま帰すわけにいかないので、頑張りました」。札幌の止まらない勢いを象徴していた。

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2018年4月25日のニュース