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G大阪 最下位脱出!緊急デビュー林が堅守、激闘大阪ダービー

[ 2018年4月22日 05:30 ]

明治安田生命J1第9節   G大阪1-0C大阪 ( 2018年4月21日    パナS )

前半、三浦(右)と激突し、東口の歯が宙に舞う
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 ガンバを大阪ダービーを勝利に導いたのは、遠藤でも倉田でもない。ともにリーグ戦デビューとなった若武者2人。フル出場を果たした高江と、スクランブル発進となった林だった。

 「相手の中盤には山口選手とか日本代表選手がいたので“食ってやろう”という思いで臨みました」(高江)

 言葉通り前半2分、果敢なプレスで山口をつぶした。「最初が大事だった」。持ち前の運動量と危機察知能力を生かし現役日本代表選手と渡り合うと、前半39分には山口の横パスをカット。その流れから黄義助(ファンウィジョ)が決勝PKをゲットした。

 ここまで1勝1分け6敗の最下位。不振にあえぐ中、前半11分にはさらなる逆風が吹いていた。日本代表GK東口がDF三浦と交錯。負傷退場していた。その逆境を跳ね返したのが、18日のルヴァン杯・浦和戦でトップチームデビューを飾ったばかりの林だった。

 「ルヴァン杯を経験できたのが大きくて普通にできた」(林)

 途中出場で、後半だけで12本のシュートを浴びた。33分には相手MF高木のミドルシュートを冷静にキャッチ。後半ロスタイムには高木のループシュートもはじき出した。東口の負傷にも動じず、完封勝利に貢献した。

 クルピ監督にとって「複雑だった」古巣との一戦で、新しい“チルドレン”が輝いた。同じ勝ち点3でも、この価値は大きい。

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