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G大阪・クルピ監督 白星も「できればC大阪とは戦いたくなかった」

[ 2018年4月21日 23:52 ]

明治安田生命J1第9節第1日   G大阪1―0C大阪 ( 2018年4月21日    パナS )

<G大阪・C大阪>サポーター、スタッフとともに勝利を喜ぶクルピ監督(左)
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 かつて率いたC大阪とのダービーを制したG大阪のレヴィー・クルピ監督は、勝利にも満面の笑みはなかった。試合終了直後はMF遠藤からペットボトルの水を掛けられて祝福されるなど喜びを爆発させたが、会見では偽りない思いを吐露した。

 「正直に言えば、セレッソとの対戦はしたくなかった。複雑な心境だったよ。アミーゴたちと生きるか死ぬかの戦いをする別けだからね」。C大阪には柿谷曜一朗や山口蛍、杉本健勇らがおり、今でも気に掛けている。教え子たちとプライドを懸けた一戦は、百戦錬磨の将にとっても特別なものだった。

 ただ現在の教え子への称賛も忘れていない。会見の冒頭では「一番にコメントしたい。(G大阪の)選手を心から称えたい。練習のときから、選手の表情をみてハッキリ分かっていた。それはきょうの試合に勝ちたいという意気込みだ。G大阪のユニホームのプライドを懸けて戦い抜いた」と目尻を下げた。試合前から「この試合に勝てば、波に乗れる」と強調してきた。今季2勝目で最下位を脱出。「もう少し安定してくれば、より良い結果が出せる」と大阪ダービーを機に、ギアが上がっていくことに期待した。

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2018年4月21日のニュース