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アーセナル ベンゲル監督の今季限りの退任を発表 22年の長期政権に幕

[ 2018年4月20日 18:23 ]

アーセナルのベンゲル監督(AP)
Photo By AP

 欧州で現役最長政権となっていたアーセナルのアーセン・ベンゲル監督(68)が、今季限りで退任することが決まった。20日、クラブが発表した。

 ベンゲル監督はクラブを通じたコメントで「熟慮とクラブとの話し合いの結果、私は今季終了後に退任することが正しいタイミングだと感じた」と自ら身を引く決断を下したと説明。昨夏に契約を2年延長していた。

 ベンゲル監督は、J1名古屋を率いた直後の1996年10月にアーセナルの監督に就任。22シーズンにわたって指揮を執り、安定した成績を残した。プレミアリーグを2003〜04年に無敗で制するなど3度優勝。FA杯優勝7回、イングランド・リーグ杯優勝6回と、攻撃的なパスサッカーで一時代を築いた。

 しかし、リーグでは2003〜04年を最後に優勝から遠ざかっており、昨季は5位で欧州チャンピオンズリーグ出場が19季連続でストップ。今季も現在リーグ6位に低迷するなど、サポーターからの批判が高まっていた。

 コメントは以下の通り。

 「熟慮とクラブとの話し合いの結果、私は今季終了後に退任することが正しいタイミングだと感じた。記憶に残る長い年月をこのクラブで過ごせたことは名誉であり、嬉しく思う。献身と誠実さと共にこのクラブを率いてきた。スタッフ、選手、首脳陣、ファンに感謝の言葉を述べたい。彼らはこのクラブを特別な存在にしてくれた。サポーターには上位でシーズンを終えられるようサポートをお願いしたい。アーセナルを愛するすべての人達に、このクラブの価値を大切にして欲しい。わたしの愛とサポートは永遠だ」

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2018年4月20日のニュース