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川崎F・斎藤学、ACL未勝利敗退も魅せた!W杯諦めない

[ 2018年4月19日 05:30 ]

ACL1次リーグF組   川崎F2―2蔚山 ( 2018年4月18日    等々力 )

<川崎・蔚山>前半、軽快な動きを見せる斎藤(中央)
Photo By スポニチ

 F組の川崎Fは18日、ホームで蔚山(韓国)と対戦。右膝前十字じん帯損傷から復帰後初先発を果たしたFW斎藤学(28)が、前半2分に鈴木雄斗の先制弾を演出するなど完全復活へ大きな一歩をしるした。試合は2―2で引き分け。前年Jリーグ王者が未勝利での敗退は、13年の広島以来3度目となった。

 完全復活を目指す斎藤が、いきなり魅せた。前半2分、赤崎からのリターンパスを受けて得意のドリブルで相手DF陣を突破。左足シュートはGKにはじかれたが、こぼれ球をMF鈴木が右足で押し込んだ。「体力的には全然平気だった」と69分間プレーし、斎藤らしい独特なプレーで先制点を演出した。

 昨年9月に右膝前十字じん帯を損傷。それでも「やれることは全部やった」と必死のリハビリを敢行した。復帰の際には筋量を測定するなど2度の検査を行い、万全の状態で復帰。その成果を初先発の舞台でいきなり見せつけた。

 対峙(たいじ)した横浜時代の同僚DF丁東浩(ジョンドンホ)も左肩負傷で昨シーズンを棒に振っており、お互い元気な姿を見せることもモチベーションとなった。

 この日は日本協会の関塚技術委員長が視察。斎藤は2大会連続でのW杯メンバー入りを、まだ諦めていない。国内屈指のドリブラーは、5月の日本代表メンバー発表に向けてもギアを上げていく。

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2018年4月19日のニュース