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セレッソ散った…主力不在で見せ場欠き、ACL1次リーグ敗退

[ 2018年4月18日 05:30 ]

ACL1次リーグG組   C大阪1―3広州恒大 ( 2018年4月17日    中国・広州 )

広州恒大に敗れ、サポーターにあいさつするC大阪イレブン
Photo By 共同

 G組のC大阪はアウェーで広州恒大(中国)に1―3で敗れて4年ぶりとなるラウンド16強進出を逃した。前半10分にMF福満隆貴(26)のゴールで一度は同点に追いつくも、その後に勝ち越された。ブリラム(タイ)が済州に勝ったため、3位に後退し敗退が決まった。 G組順位表

 真っ赤に染まったアウェーにC大阪が屈した。開始早々から広州恒大に押し込まれ、前半6分に先制点を献上。その4分後に福満のゴールで一度は追いつくも、後半は耐えきれず2得点を許し再び勝ち越された。済州に勝ったブリラムに勝ち点で上回られ、2位から3位に後退。4年ぶりに出場したACLの戦いが幕を閉じた。

 「結果を持ち帰るために最善を尽くしたが、力不足だった。相手の攻撃に対して耐えきれなかったのが今日の敗因だと思う」

 尹晶煥(ユンジョンファン)監督は厳しい表情で振り返った。直近のリーグFC東京戦からスタメン10人を変更。中2日の過密日程を考慮して思い切った策に出たものの、賭けは成功しなかった。

 金鎮鉉(キムジンヒョン)や丸橋、山口蛍、清武、高木、柿谷、杉本といった主力を帯同させなかった今遠征。試合後の公式会見では中国メディアから尹晶煥監督に対し「ACLよりJリーグを優先しているのか?」と質問が飛んだ。それに対し「今年、ACLよりJリーグに重点を置いているのは事実です」と答えた指揮官。そして続けた。

 「4年前にACLを戦ったときに2部に降格した記憶があるので。ただ、ACLも全ての選手を動員して1次リーグを通過したかったが、それをできなかったのが残念だった」

 結果的にチームとしての総力が足りず、4年ぶり3度目となるラウンド16進出はならなかった。「上に行けなかったのは今の力。リーグやカップ戦でタイトルを取れるようにしたい」と福満。この悔しい経験を今後の糧にするしかない。

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