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G大阪お待たせ今季リーグ初○!東口完封“元監督”へ猛アピール

[ 2018年4月12日 05:30 ]

明治安田生命J1第7節   G大阪2-0磐田 ( 2018年4月11日    パナS )

今季リーグ戦初勝利に喜ぶG大阪イレブン
Photo By スポニチ

 試合終了の笛が鳴ると同時に、ピッチにうずくまった。「1勝するまでが長かった。こんなに苦しいのはなかった」。スタンドでは涙を流すサポーターも大勢いた。昨年8月26日の鳥栖戦以来、17試合ぶりのリーグ戦勝利。経験豊富なG大阪GK東口も、さすがに熱いものを隠しきれなかった。

 前半早々に先制点。なかなか追加点を奪えず、ペースを握られる時間帯もあった。だが「集中力高く守れた」(東口)。前半には磐田のDF高橋のシュートを好セーブ。後半16分には元日本代表MF中村のミドルシュートを防いだ。「今までは苦しい時間帯で失点していたので“今日こそは…”と思っていた」。その執念がポストに直撃する幸運も引き寄せた。終わってみれば、昨年12月2日のFC東京戦以来、公式戦10試合ぶりの完封で今季初勝利を飾った。いつもは冷静な守護神の顔に自然と笑みが広がった。

 日本代表に呼ばれ続けているものの、常に2番手か3番手扱い。3月のベルギー遠征でも出番は与えられなかった。だがハリルホジッチ監督が解任され、西野氏の新監督就任が決定。「日本代表?そういうのは気にしてなかった。今はG大阪のこういう状況を脱したい思いでいっぱい」。目の前の一戦に集中する姿勢は変わらないが、高パフォーマンスを続ければW杯本大会で正守護神をつかむチャンスも十分にある。

 ロシアW杯予備登録メンバー締め切りの5月14日まで、残されているのは9試合。最後方からチームを支え、西野新監督のハートをつかむ。

 ≪16戦未勝利でストップ≫最下位のG大阪が昨年8月26日の鳥栖戦以来のJ1リーグ戦勝利。連続未勝利は16試合(5分け11敗)でストップした。過去J1では前年からのも含めて未勝利を18試合連続以上記録した6チームは全て翌年J2へ降格している。そのデッドラインへあと2に迫っていたが、逃れた。

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