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なでしこ W杯13日豪州戦で決める!1点取って△以上で決定

[ 2018年4月12日 05:30 ]

女子アジア杯1次リーグB組   日本-オーストラリア ( 2018年4月13日    ヨルダン・アンマン )

敵陣に攻め込むも得点を阻まれる岩渕(左)
Photo By 共同

 大会連覇を狙うなでしこジャパンは10日、1次リーグB組第2戦で韓国と0―0で引き分けた。勝てば8大会連続のW杯出場が決定したが、13日のオーストラリア戦に持ち越し。今大会は2組に分かれた1次リーグの上位2カ国が決勝トーナメントに進出し、ベスト4に加え、5位決定戦勝者の5カ国が来年6月開幕のW杯フランス大会の出場権を獲得する。

 高倉監督が「力があるチーム」と認める強豪オーストラリアとの第3戦で、8大会連続のW杯出場を目指すことになった。ただ、同国は第2戦でベトナムを8―0と一蹴。日本が苦戦を強いられるのは必至だ。

 正念場に向けてDF鮫島は「押し込まれるシーンはかなりある」と話し、DF熊谷も「ベトナムや韓国とは全く違ったスピード、パワーを持っている」と警戒を強めた。MF阪口夢は「とにかく自分たちが1点を決めて、勝ちたい」と勝ち点3への強い覚悟を見せた。

 勝てばW杯が決まる状況で臨んだ10日の韓国戦は、痛恨のスコアレスドローに終わった。前半は縦パスが入らず、後ろでボールを回して様子をうかがう時間帯が続いた。後半からFW菅沢を投入して前に基準点を作り、攻撃を活性化したが、好機を生かせなかった。MF長谷川は「もったいない試合だった」と振り返ると同時に、「シュートを全く打てず、攻撃のバリエーションが少ないと感じた」と力不足を嘆いた。

 アジアの宿敵相手に露呈した決定力不足。W杯出場権を獲得できるB組2位以内に日本が自力で入るにはオーストラリア戦での「勝利」もしくは「1点以上を取って引き分け」が必要となった。世界への扉を開くためにもゴールは欠かせない。

 ▽日本の女子W杯出場権獲得の行方 オーストラリア戦に○ならばB組1位となり、無条件で出場権を獲得。得点した△(1―1、2―2…)ならば同2位で獲得となる。△0―0で仮に上位3カ国が勝ち点で並んだ場合は、オーストラリアはB組内の得失点差で日本を上回るため出場決定。日本が出場権を獲得するには、韓国がベトナム戦で3点差以内の○が条件となる。それ以外や日本●の場合などでB組3位になった場合は、A組3位との5位決定戦で最後の1枠獲得を目指す。

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