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なでしこ W杯へ4発発進!ベトナム圧倒 高倉監督「次も全力で戦う」

[ 2018年4月8日 05:30 ]

女子アジア杯1次リーグ・B組   日本4-0ベトナム ( 2018年4月7日    アンマン )

前半、先制ゴールを決める、なでしこ・横山(左から2人目)
Photo By 共同

 前回女王のなでしこジャパンは1次リーグB組初戦でベトナムと対戦し、4―0で大勝した。前半3分、FW横山久美(24=フランクフルト)の先制点を皮切りに4ゴール。高倉麻子監督(49)が目指す多彩な攻撃で圧倒した。

 今大会は1次リーグ各組上位2カ国が決勝トーナメントへ進出し、上位5カ国が来年の女子W杯フランス大会への出場権を獲得する。日本は10日に韓国と対戦する。

 変幻自在のなでしこが、格下を粉砕した。前半3分、左サイドを崩し、横山が右足で先制弾。同17分にはショートカウンターから右サイドへ展開し、MF岩渕のクロスをMF中島が右足で合わせた。全4得点に絡んだ岩渕は「初戦は相手どうこうより自分たちのプレーをしようと話していた」と振り返る。高倉なでしこが目指す変幻スタイルは、全て得点者の異なる4発という形で表れた。

 準備は万端だった。初の中東開催を見据え、昨年11月にヨルダン遠征。多くの選手が長距離移動から独特の気候、食事、ピッチ状態などを体感した。W杯切符、アジア連覇を目指すなでしこが今大会へピークを合わせた。「4点を奪って勝てて、良いスタートを切れた」と高倉監督。14日間で最大5試合を消化する厳しい日程を見据え、DF宇津木らの温存にも成功した。

 かつて世界を制した日本は16年リオ五輪アジア予選で散り、再編を求められた。あれから2年。覇権奪回へ力強いスタートを切り、指揮官は「次も全力で戦う」と気持ちを切り替えていた。

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