【鈴木啓太・視点】時間つくれる本田はチームに必要　ひとつ気になったことは…

国際親善試合   日本１―２ウクライナ （ 2018年3月28日    ベルギー・リエージュ ）

＜日本・ウクライナ＞前半、相手選手と激突する本田
Photo By スポニチ

　攻撃はチャンスはつくれていたし、柴崎のセットプレーと中島は十分に武器となることを示した。Ｗ杯のような厳しい戦いの大会ではセットプレーが得点の鍵となる。同点に追いついた場面のＦＫのように柴崎の精度の高いキックは絶対に必要だ。ただ、それ以外に目を向ければ前線の選手をもっと動かすようなプレーをしてほしいし、そういうことを求めたい。 【試合結果  日本代表メンバー  日程＆結果】

　中島はゴールに向かう姿勢が良く、ターンの速さや相手の逆を取るプレーができるのでいいアクセントになる。Ｗ杯でもジョーカーになると思う。

　本田は悪くはなかった。ハリルホジッチ監督が求める縦に速い攻撃のサッカーには合わない部分もあるが、ボールをキープできて時間をつくれるので、私は改めてチームに必要な選手だと思った。ひとつ気になったのは親善試合とはいえども、もっと勝利にこだわる姿勢。日本代表に消化試合はないのだから、どんな試合でも勝ちに行くことを忘れないでほしい。　（元日本代表ＭＦ）