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京都 今季初勝利 5年目FW小屋松がプロ初2得点

[ 2018年3月17日 19:49 ]

明治安田生命J2第4節   京都2―1岐阜 ( 2018年3月17日    西京極 )

 京都FW小屋松知哉(22)のプロ初となる複数得点で、今季初勝利を挙げた。

 まずは前半18分。ピッチ中央でボールを奪うと、FWエンゾ・ロペス→MF宮城→MF湯沢→MF仙頭と繋ぎ、仙頭が右足シュートを放つ。一度はGKにセーブされたものの、こぼれ球を小屋松が詰めて右足で豪快に蹴り込んだ。同点に追いつかれた後半30分には仙頭が右サイドに展開し、DF石櫃がDFを1人かわしてグラウンダークロス。ゴール前に走り込んだ小屋松が右足で流し込んで決勝点を叩き込んだ。

 「どんな形であれゴールは嬉しい」。第91回全国高等学校サッカー選手権大会(12年12月30日〜13年1月19日)で2年生ながら大会得点王を獲得した実力の片鱗を見せつけた。布部陽功監督(44)も「前節の新潟戦でチャンスを決められずに責任を感じていた。そのトレーニングに対する姿勢が、きょうの結果に繋がった」と目を細めた。

 鳴り物入りで14年に名古屋に入団。だがデビュー戦となった同年4月6日のJ1広島戦で左膝前十字靭帯断裂。15年にはリオ五輪を目指すU―22代表にも招集されたが、定着には至らなかった。負傷の影響もあり、なかなか実力が発揮しきれない中、17年に京都に移籍。初めてフルシーズンを戦いリーグ38試合8得点を挙げ、チームの主軸に成長した。

 次戦は好調・岡山戦(21日、西京極)。小屋松は「苦しい中で勝利できたので気持ちは違うけど、まだチャンスはあった。決めきれないのは課題」と足元を見つめ直し、2戦連発へ気合を入れた。

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2018年3月17日のニュース