ＦＷ坂田大輔が現役引退　３５歳　横浜、福岡などで１７年間プレー

　Ｊ２福岡は１５日、昨季限りで退団したＦＷ坂田大輔（３５）が現役を引退すると発表した。４月１日の明治安田生命Ｊ２リーグ第７節・栃木戦（レベスタ）の試合後に引退セレモニーを行う。

　神奈川県出身の坂田は２００１年から１０年まで横浜でプレーし、１１年にはアリス（ギリシャ）とＦＣ東京にも在籍。１２年から福岡でプレーしていたが、契約満了により昨季限りで退団していた。リーグ戦の通算成績はＪ１が２７１試合４８得点、Ｊ２が１８７試合２９得点。昨季はＪ２で３１試合１得点だった。

　サカティーの愛称で親しまれた坂田はクラブを通じて「アビスパ福岡を契約満了になり、その後も現役を続けたいとの思いでチームを探していましたが、自分にとっては想像以上に厳しい現実が待っていました。ただ決して強がりで言う訳ではありませんが、３０歳を超えてから毎年常に引退の可能性もあるんだぞと自分に言い聞かせていました。後悔がないと言えば嘘になりますが、１７年間大きな怪我もなくプロの世界で戦えた自分を誇りに思いたいです」と引退の決断に至った経緯を報告。

　「アビスパ福岡、横浜Ｆ・マリノス、ＦＣ東京、アリスＦＣで関わった全ての皆さん、本当にありがとうございました。言葉だけでは伝えきれません。ただただ感謝です。そして自分がプロサッカー選手になるまで育ててくれた、野庭キッカーズ、横浜フリューゲルスジュニアユース、横浜Ｆ・マリノスユースの指導者と仲間達の皆さんありがとうございました」と感謝の言葉を送った。