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小笠原 大船渡で少年大会プラン「被災地見て何かを感じて」

[ 2018年3月12日 05:30 ]

昨年12月、人工芝化した岩手県大船渡市の赤崎グラウンドで子どもたちとサッカーをする小笠原
Photo By スポニチ

 東日本大震災から7年を迎えた11日、岩手県出身で復興支援に力を注ぐ鹿島のMF小笠原は「思うことはいろいろあるし、つらい日。7年でこれしか進まないのかという思い。復興は凄く遅れていると思う」と話した。

 忘れない、伝え続けるための活動を続けていく。昨年12月、発起人となって震災後に設立したボランティア団体「東北人魂」で建設した岩手県大船渡市の赤崎グラウンドを、土から人工芝に生まれ変わらせた。整備から芝の選定まで全て携わった場所。今後は「大会やサッカー教室をつくって、外部から子供たちを呼び込んで、活用してもらえるしくみをつくりたい」と話す。

 震災の記憶が薄れゆく世代に「被災地を見て、何かを感じてほしい」という思い。未来の災害に備え「人ごとだと思ってほしくない」という警鐘の思い。震災後からの人口減少を憂う思い。いくつもの思いに突き動かされ、小笠原は地元の人とともに行動に移す。まず今夏、大会を開く計画があるという。

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2018年3月12日のニュース