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セレッソ“いタイ”初黒星…先発全員入れ替え実らず0―2

[ 2018年3月7日 05:30 ]

ACL1次リーグG組   C大阪0―2ブリラム ( 2018年3月6日    ブリラム )

<C大阪・ブリラム>前半、先制ゴールを許し、肩を落とすC大阪イレブン
Photo By 共同

 G組のC大阪はアウェーでブリラム(タイ)と対戦し、0―2の完敗を喫した。直近のリーグ札幌戦(2日)から先発11人を入れ替えたものの、攻守ともに連動がなく、今季公式戦初黒星。勝ち点は4のままでグループ3位に陥落した。E組の柏はホームでキッチー(香港)と対戦し、1―0で初勝利。勝ち点は4になった。

 尹晶煥(ユンジョンファン)監督の大胆なターンオーバーは失敗に終わった。敵地に乗り込んだブリラム戦。先制点の重要性を全員で共有していたにも関わらず、始まったばかりの前半2分にCKから均衡を破られる。気温32度の暑さにも苦しめられ、後半9分には追加点を献上。昨季タイリーグ王者の前に屈し、指揮官は今季公式戦初黒星に悔しさをあらわにした。

 「早い時間の失点で揺らいでしまった。相手が良かったというより、我々にミスが出てしまった。ミスが増えて、しんどい試合になった」

 札幌戦から中3日。まずリーグ戦を最重要視する中で大胆な起用法に打って出た。札幌戦で先発出場した日本代表MF山口、同FW杉本ら11人を遠征に帯同させず、通常のベンチ入りメンバーより1人少ない17人で敵地に乗り込んだ。これまで出場機会の少なかった控え組だけで臨み、スタメン全員を入れ替えた。

 アピールしようと選手たちのモチベーションは一様に高かった。だが、前半23分と後半14分にC大阪U―18出身のルーキーFW山田は決定機を逃した。新加入の元韓国代表FWヤン・ドンヒョンやMF田中亜は見せ場に乏しく、後半40分から投入された高卒ルーキーのFW安藤も不発に終わった。

 今季公式戦6試合目での初黒星。「下を向いても仕方ない。ダメだったことを反省して、次につなげられるようにしたい」と主将を務めたMF秋山は前を向いた。ACL1次リーグで1勝1分け1敗となり、G組は混戦の様相を呈してきた。

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2018年3月7日のニュース